おおきく振りかぶって 原作漫画感想 6巻 <第13回>
<第13回 / あらすじと感想>
【3回裏、桐青高校の攻撃】
前回の最後に登場した三つ編みの女の子は三橋のいとこのルリだった。三橋母の隣に座るルリ。上の服を脱いでキャミソール姿になる。すると左腕には"ニシウラ"、右腕には"勝て!"の文字が書いている。
すげえ〜やる気満々だ!人前で脱ぎだしてキャミソールになるところもすごいけど。
7番ピッチャー高瀬
三振
8番センター山ノ井
三振
ルリは『えっまた三振!?』と驚く。三橋母はルリに中学時代も応援に来てくれていたのかと問う。ルリは「私も部活があるからあんまし行けなかった」と否定する。ちなみに今日は三星野球部も試合があって先輩が皆応援に行くため部活中止になったという。今日三星の試合の応援に行かずに西浦に来た理由は西浦が初戦負けしちゃうと思ったから(さすがに口には出さないルリ)。三星は今日は勝てそうな試合相手らしい。
そういや三星学園は高校の野球部はそこそこ強いらしいですね。どっかで読んだ。
ルリ曰く、中学時代の三橋は親に試合の日を教えなかったし、途中からはルリにも応援来ちゃダメだと拒否していたらしい。しかし、昨日の夜に三橋と電話したルリは三橋から「来るの?遠くない?」と聞かれて「珍しく来ちゃダメ」と言われなかったことに驚く。しかもルリが「相手強いところだから明日で終わっちゃうかもしれないもんね」と言うと、三橋は「おっわんない!よ!」と強気の発言。
いとこ同士たから遠慮がないのかもしれないけど、試合に出る選手に"明日で終わっちゃいそうだ"と言っちゃうルリちゃん遠慮がねえなwしかしあの三橋が終わらないって強気に宣言していたとは…三橋も変わったな!抽選会の時には『勝てないよね…』とか思ってたのに!
9番ライト前川
三振
攻守交代。
また三振を取った三橋にルリは『なんで!?野球上手になったの!?』と驚く。
三橋は7つ目の三振にウッキウキ。田島や巣山も三橋を褒めてくれる。しかし阿部は『今回の3人はあからさまに見てきた。三振取れて当たり前だ』と浮かない顔。3人が打席の後に長々と監督に報告しているのも確認済みで4回から勝負を仕掛けてくる気だと推測する阿部。モモカンも阿部と同じ考え。モモカンは阿部の裁量で1点までなら相手にあげてもいいからそれでなんとか乗り切れと指示を出す。
桐青相手に1点で抑える気なのか。まあ確かに西浦はまだ打撃の方は強くないから、守備で相手を抑えないと勝機はないか。
【4回表、西浦高校の攻撃】
5番ライト花井、三振。一死。
6番ファースト沖
ストレートに狙いを絞る。
1球目、何とか当たるがファール。1ストライク。
河合は6番まで当ててくるかと驚く。
2球目、外角に速い球(ストレート?)。空振り。2ストライク。
3球目、外角にボール球。ボールカウントは2−1でバッティングカウントに。
4球目、ここはやはり決め球のシンカー。空振り。二死。
素朴な疑問なんだけどシンカーって見逃せばボールになりませんか?ボールカウント2ー1で追い込まれてるとはいえ、決め球のシンカーが来るってわかってるなら見逃してボールを稼ぐっていうのはできないもんなの?それともシンカーでもストライクになるコースがあるってこと?それとも下位はここで決め球のシンカーがくるってわからないとか?いや、シンカーだと思って振らなかったのに別の球種で見送りストライクになるのが怖いから?シンカーでもワンチャン打てる可能性に賭けてるのか?教えてください野球詳しい人〜。
7番レフト水谷
水谷の狙い球はスライダー。
1球目、空振り。1ストライク。
2球目、曲がってボールになるスライダーだと思って見送ったがストレートだった。2ストライク。
水谷はストレートとスライダー区別がつかなくて困惑。
3球目、ボール球。ボールカウントは2−1でバッティングカウントに。
4球目、決め球のフォークを空振り。三死。攻守交代。
高瀬のフォークはストライクになるからこれはバット振らないわけにいかないよね。ここは納得。
モモカンは下位メンバーは決め球には対応できないため勝負できるのは2球までだと考える。『ストレートとスライダーの練習で手一杯だったのでそれは仕方がない。むしろ2球は勝負できるところまでよく伸びた。これならきっとまたうちに流れが来る』とポジティブなモモカン。
さすがモモカンはメンタルが強いな!
【4回裏、桐青高校の攻撃】
桐青高校の監督は次からはゴロ打ち徹底するように指示。それからボール球は振るなという。
監督「相手は1年坊主だ。ボール振らないだけで自滅するぜ」
ハッハッハー!それが三橋はそうはいかないんだなァ。三橋は失投でのボールじゃないのだよ。あえてのボールなのだよ。だから自滅はしないのさ。っていうかボール球をあえて振らせてんのよ、フフン。
コーチスボックスから投手をみてた高島はキャッチのミットが球追って動かないと進言する。河合はモモカンが打席中細かくサインを出してて自分の配給が研究されている可能性があると指摘する。高瀬はモーション盗まれたことを報告し、おそらく自分も事前に研究されていると言う。ここで監督は自分たちが"ボール球を打たされていたこと"に気付く。
あ、バレちゃった。
監督は変化球ばかりだからボックスの一番前に立って変化する前に叩けと指導。そして再度ゴロを打てと念押し。グラウンド状態が悪くなってきたのでゴロを打てば面白いことになると言う。ニッと笑う桐青高校野球部のメンバー。士気が上がる。
敵チームの監督ながら士気の上げ方が上手で感心。さすが強豪校で監督やってるだけあるな。ま、うちのモモカンの指導力も全然負けてないけどねっ!
1番サード真柴
阿部は1打席目の真柴の様子からとにかく振り回す奴だと判断。
1球目、真ん中にシュート。しかし、真柴は振り回さずバントをする。サードゴロとなる。真柴は俊足で、一塁への送球が間に合わずセーフ。無死一塁。
阿部は真柴が1番に起用された理由をここで理解する。真柴はデータが少なかったので事前の研究ではそこまでわからなかったらしい。阿部は『マジイな』と思う。ここから桐青の反撃が始まることを予感する。
1打席目は三橋のこと舐め腐ってたからねぇ…。本気出したって感じですね。強豪桐青高校で1年でレギュラーになっただけの実力はあるってことね。この後も打順上位が続くのに俊足のランナー出しちまったのは確かに嫌な予感がする。
2番レフト松永
1球目、盗塁を警戒して外高目に速い球。
投球開始とともに塁を蹴る真柴。阿部、二塁へ送球するが真柴はセーフになる。三橋の速い球も、阿部の送球もよかったのに刺せなくて驚く阿部と三橋とモモカン。無死二塁。
むむむ…。
阿部は外野手にはバックホームに備えるように声を出す。内野手には取ったらホームではなく一塁へ送球してアウトを取ることを優先するように指示。
モモカンに1点はくれてやってもいいと言われてますからね。
2球目、阿部は浅い外野フライを打たせたくてまっすぐを外角に要求。松永もバント。しかし三橋のまっすぐになれてない松永は打ち損ねる。サード側に飛んでいった球、ファールになるかと思いきやギリギリでフェアとなる。捕球する田島。まずはファーストへ送球して打者をアウトにする。続いてサードへ投げるがこれはセーフ。一死三塁。
とりあえず一死稼げたのでよかったのでは。真柴が三塁に行っちゃってピンチはピンチだけど。
3番セカンド島崎
三橋はサードランナー瞑想に従って、真柴を凝視する。三橋にジロジロ見られてたじろく真柴。
凝視する三橋のお顔がかわいいし、たじろく真柴が面白い。サードランナー瞑想って西浦の選手がリラックスできるだけじゃなくて、相手選手にプレッシャーも与えられてお得ね。
1球目、外・高目のボール球。島崎は見送る。阿部がライトフライを打たせたがってることに気付く。外野が下がってることも気付いてる。
おお〜優れた観察眼をお持ちだ。さすがおお振り界隈でいやらしんごと言われるだけのことはあるな。
2球目もボール。
阿部はあえてボールカウントを0−2にしてバッティングカウントを作り、次の球を打ってもらおうという狙い。
西浦も阿部もなかなかいやらしい配給をします。いやらしさなら負けてない。
3球目、投げる前に再度サードランナー瞑想する三橋。そしてカーブを外のストライクゾーンに投げる。島崎は監督の指示に従ってあえて左側にゴロを打つ。巣山が捕るが一塁への送球が間に合うタイミングではないしサードランナーがいるので送球するなと指示する阿部。
これだけお膳立てをしたのになんで狙い通りにならないのかと悔しい阿部。
これは相手監督と島崎のいやらしさに読み負けしましたねぇ。
モモカンはサードランナーがベースに張り付いていたことから左打ちの指示が出ていたことに気付く。西浦は1点取られてもいいからランナー残さずアウト稼ぎたかったのに、桐青の監督の思惑通りに事が運んでしまった。
三橋「ナイショート」
巣山「うん」
島崎が敢えて左打ちしてきたことを知らない巣山は『今のは我ながらよく入ったぜ』と思う。その一方で『なんかやりやすい…?』を少し違和感を覚える。
この"やりやすい"は島崎があえてゴロで左打ちしてショート巣山に捕らせたからって理解でいいのよね?相手の術にハマってるって意味であってポジティブな"やりやすさ"じゃないよね?間違ってたら教えてください。
4番ショート青木
桐青は一死一・三塁ならまずは一塁ランナーに二塁盗塁させてくると踏んだ阿部、1球目でストライクを貰っておこうと考える。投げる前に再度サードランナー瞑想する三橋。
1球目、内にシュート(さっき見逃してくれた球と言っているので)を投げる三橋。予想通り一塁ランナー島崎が走る。サードランナーがいるのでセカンドへ投げない阿部。島崎は盗塁成功。一死二・三塁。1ストライク。
守備としてはランナー二・三塁の方がやりやすいが、その代わり一打で2点入る危険性が高まった。この状況ではもはや"1点あげてもいい"が"1点で抑える"に代わってくる。また、この場面で打者は4番。下手に打ち取ろうとすればHRを打たれて3点もありうる。
この状態で4番かー!西浦、超ピンチ!モモカン1点あげてもいいとか言ってたけど、そんなレベルじゃねえ。
2球目、打たせてファールでカウントを有利にしようと考える阿部、三橋に内のボールを要求。投げる前に再度サードランナー瞑想する三橋。真柴は何度もジロジロ見られて気持ち悪がる。
真柴君wドンマイww
青木はスクイズする。真ん中に転がる球。阿部はちょうどピッチャー前まで転がると踏んで「よし」と思うが雨でぬかるんだグラウンドでは思うようにボールが転がらない。田島が猛ダッシュでチャージをかけているが間に合いそうもない。阿部がホームを開けて捕りに行っても、サードへの送球は間に合わないので1点は確実に取られる上にアウトの1つも稼げない。しかももし二塁ランナーが三塁蹴ったら2点取られる恐れもある。じゃあもしファーストに送球したら今度はアウトは取れても確実に二塁ランナーまで帰ってきて2点取られる。さて、どうする阿部!?というピンチ。
三橋「はい!」
ばっとホーム側へチャージする三橋。
阿部『三橋!』
田島「右手で捕れ!ホームで刺せるぞ!」
ホームで送球に備える阿部。右手でぱしっと球を捕り「あっべくん」と送球する三橋。キャッチし、スライディングしてきたランナーにタッチする阿部。
審判「アウッ、アウーーーー!」
ベンチから見守るモモカン・シガポ・篠岡・西広は『ふっせいっだ〜〜っっ』と大興奮。二死一・三塁。
うわーーーーーーー!!やりやがったーーーーーーー!!
三橋かっけーし、田島もエラいし、最高だなこのチームは!!三橋が駆けつけてくる姿見た時、天使かと思った。三橋はああ見えて意外と足速いしね。
河合は1年生投手が随分落ち着いていると三橋を評価する。また、捕手も目の前に球転がってりゃ拾いに行きたくなるのによく我慢したとと阿部のことも高評価。
ね!ね!!うちの投手イイでしょ!?中学3年間ずっとマウンド譲らなかっただけあって三橋は試合慣れしてるんですよ。三橋の試合中の状況判断能力はなかなかのものでしょーー。しかもこの子こう見えてプレッシャーにすごく強いんです!すごいんです、うちの三橋君は!!
そしてこのモノローグ中のコマ、田島が三橋に「ナイストスー」といいながら三橋の肩を叩いている!あんたもナイス指示でしたよ田島君。田島は人の好プレーをちゃんと口に出して称えるところがいいよね。言わなきゃ伝わらないし、評価されてほしいところをちゃんと評価してくれる人がいるっていうのはモチベになりますからね。
5番キャッチャー河合
再度サードランナー瞑想する三橋。新サードランナー島崎もジロジロ見られて不審がる。
1球目、内にシュート。
2球目、投げる前に再度サードランナー瞑想する三橋。戸惑う島崎。内角に速いまっすぐ。高く打ち上げる河合。サードの田島がスライディングで捕る。打者アウト。三死で攻守交代。
河合はゴロを打ったつもりだったのにすごいスピンがかかってるってことは球の思いっきり下を叩いてることに気付く。『見極めが甘かった』と思った河合、1打席目でも同じことを思ったと気付く。
ここのコマ!田島と三橋が「ナイキャッチ!」「ナイピー!」と褒め合ってて超かわいい。天使。マイ・エンジェルズ。微笑ましい。君たちが楽しそうなら私は幸せだ。
河合は三橋&田島とすれ違う。その瞬間足を滑らせる三橋。転びそうになった三橋を左手でがしっと掴んで持ち上げる河合。
田島「わっ、スゲッ」
河合「……、気を付けて歩けよ……」
惚れ惚れしてる田島。青ざめつつ頬染めつつコクコクと頷く三橋。
田島「かっこいー。やさしー。」
三橋「いい人っ」
コケた三橋を見ていて青ざめる阿部。
このシーン大大大だーいすき!転びそうな子を見て思わず掴んじゃう超善人の和さんガチいい人だし、かっこいいし、やさしいし、惚れる〜。こんな人がキャプテンだったらそらいいチームになるだろうな。和さんみたいな上司または旦那様がほしい。
そして、和さんに片手で持ち上げられてしまうほど軽い三橋が愛おしい。もっと食え。もっと寝ろ。もっとデカくなれ。デカい三橋は今はまだ想像できないけど、目標が甲子園なら身体もデカくならなきゃね。
んで惚れ惚れしてる田島&三橋とは裏腹に1人青ざめて絶句してる阿部隆也がなんかシュールwいや、わかるよ。確かに大事な投手が転んで万が一怪我なんかしたらもうその時点で負け確定だし、転ぶって足腰に疲労がたまってるのかなとか心配するし、阿部の気持ちはわかるんだけどっ、でもなぜか阿部が三橋を心配してる姿はとてもコミカルに見えてしまうんだw笑えるww
【5回表、西浦高校の攻撃】
モモカン「いいよいいよ!みんなうまく守った!守りのいい回は攻撃も上手く回せるもんだよ!」
チームの士気を上げるモモカン。阿部は相手のベンチを観察してる。青木も河合も監督に呼ばれている。
8番ピッチャー三橋
メット被ってバット持って準備万端の三橋。いそいそと打席に向かう三橋を引き止める阿部。
阿部「あのな!お前今日は打つな」
阿部の言葉の意味がわからない三橋、無言で目をパチパチして星を散らして動揺。
青ざめる阿部「……ああ〜。ウソだよ。どんどん振ってけよ」
阿部は『打つ方弄ると投げる方まで一気に崩れそうだぜ』とハイテンションで試合を続ける三橋の力をどうにかセーブさせたかったらしいが上手くいかない。
このシーン!目をパチパチさせてる三橋がめっちゃかわいいの〜(*'ω'*)つかどんな動揺の仕方だよ!w
そしてそんな三橋をみてあっさり折れちゃう阿部もKA・WA・I・I☆三橋の可愛さに負けましたね?
一方その頃モモカンと他チームメイトは田島から高瀬の投球モーションのクセを教わってる。しかしあまりにも微妙な違いすぎて、このクセの見極めは田島にしかできそうにない。田島はできる限り多くランコーに出ることに。
モモカン『田島君ってホントーにスゴイ子!』
いやほんとーーーーにスゴイ子!!!
打席に入る三橋、なんで阿部が"打つな"と言ったのか疑問に思う。『一打席目変な風に打ったからかな?』と推察する三橋。でも三橋は『オレもバッティング練習した。勝つんだから!』とヤル気満々。
三橋のこういうところがスコのスコのスコ〜〜〜!勝つんだという強い意志を見せつける三橋はカッコいい!
1球目、ストレートをファール。1ストライク。
モモカン曰く、三橋は角材ワインドアップの副産物でスイング中の軸が安定してきたらしい。
努力は裏切らないね
2球目、ストレートを再びファール。2ストライク。
タイミングが合ってきていることを喜ぶモモカン。逆に『そんな思いっきり降ったら疲れるだろ』とヒヤヒヤしてる阿部。
3球目、遊び玉(ボール球)。ちゃんと見極めて見送る三橋。
4球目、田島は三橋が左打者だからシンカーを投げると予想したが、河合は2球ストレートだったのでフォークに切り替えてタイミングをずらして引っかけさせるor振らなければ三振を取れると判断する。フォークを投げる高瀬だが雨でボールが濡れて思ったように指が外れず失投。ボールが三橋の体に当たる。デッドボール。
阿部「!!! のアホ!!!」
大事な投手に130キロの球が当たって平静でいられない阿部。三橋はしゃがみこんで「ム、ム」と言っている。コールドスプレーをもってダッシュで駆けつける阿部。
阿部「どこ当たった!」
高瀬は『投手だやっべえ…』と焦る。
三橋「イタくないよ!」
変な顔でスクッと立ち上がって言う三橋。自分は平気だとアピールする。
阿部「うるせえ!!どこ当たったんだよ!!」
三橋が心配で気が急いている阿部。平気だと言われても納得できるわけもない。
三橋「あっ阿部君、イ……イタくない」
ボールがぶつかったおしりをさすりながら再度自分は平気だとアピールする三橋。
阿部「てっめえ、ふざけんなよ!手ェどけろ!!」
どこ当たったと聞いても答えずに「イタくないから平気」と言い張る三橋にブチギレて無理やりコールドスプレーをシュカ―ッと三橋にかける阿部。そんなコミカルな一連のやり取りが笑いのツボにはまってしまいう高瀬。
高瀬『笑っちゃダメだ、マズイって』
帽子で顔を隠しながら笑いを堪える高瀬。
この一連のシーン、私の大好きなシーンのうちの一つです。
最初は130キロの球のデッドボール(しかもよりにもよって投手の三橋に当たった)にヒヤリとしたのですが、その後の阿部と三橋のやり取りがコミカルでw
三橋のことが大事で超心配してる阿部がコールドスプレー持ってダッシュで三橋に駆け寄ってくるところとか愛を感じますよね。三橋にデッドボールが当たった瞬間、即ネクストバッターサークルからベンチに戻ってコールドスプレー受け取って駆けつけて来たのかな。めっちゃ慌てながらベンチのメンバーに「コールドスプレーくれ!早く!」っと大声で要求する阿部の姿が目に浮かぶようです。
そして「イタくない」といって平気アピールしてなかなかぶつかった部位を言わない三橋に阿部が「うるせえ!」「てっめえ、ふざけんなよ!」とブチギレるところが…w心配してるのに、三橋が大事なのに、なぜか結果的に三橋にキレる形になっちゃうところが、愛情の表現が下手くそで、優しいのに優しさが伝わりづらい不器用な阿部君が愛おしいです。そんで最終的に無理やり三橋の手をどけさせてシュカーッとコールドスプレーかますのがシュール。
そしてそんな二人のやり取りにツボってる高瀬準太!かわいい〜!人がツボってる姿を見るとこっちにも笑い伝染しません?デッドボールぶつけちゃって本来なら一番笑えない立場の高瀬準太すらも笑わせてしまうこのコンビのやりとりのコミカルさよw(というか高瀬は三橋の変な動きがツボなのかなw)
とにかくこれで無死一塁。笑いが収まった高瀬は『投手相手にまずかったな』と反省。この雨の中ではフォークのように指を抜く球はこわいと判断。
9番キャッチャー阿部
阿部は最悪の形で出塁した三橋にまだ怒ってる(笑)。デッドボールが当たったのはおしりなので臨時代走は出せない。モモカンから盗塁の指示。阿部は三橋を走らせることに抵抗がある。
阿部『三橋がコケたこと監督に言うべきだったぜ!』
そうか。言ってたらモモカン指示かえてたかな?それでもチャンスは逃せないので変えなさそうな気もするが。
1球目、ランコーに田島が入っているので高瀬の投球開始とともに「ゴオッ」の掛け声。走る三橋。三橋、盗塁成功。無死二塁。
2球目、モモカンからバント指示。三橋を大事に運びたい。阿部はここで前に青木のショートゴロが止まったあたりのグラウンドをみる。その後の田島のスライディングキャッチもあってグラウンドはかなりデコボコで荒れている。阿部はそこを狙うことに。バントの構えをする阿部。河合は前回の阿部の打席から阿部は打撃のダメなタイプのピッチャーだと推測し、スキにやらせてランナーアウトにしようと画策。
ハズレ!阿部君の打撃の実力は本来なら上位に入れるレベルです!
真ん中にストレートを投げる高瀬。サード真柴がバント対策で突っ込んでくる。一瞬バッティング体制にもどしてバスターと見せかける策士の阿部。真柴が止まったところでバント。阿部の狙った場所に転がる球。荒れたグラウンドのせいで真柴のところまで球が行かない。真柴が走って捕球したころにはもう阿部も三橋も進塁。無死一・三塁。
ひえ〜!!さすがは我らが西浦の参謀、阿部隆也。一瞬バスターと見せかけてホームにチャージをかけてくるサード真柴の足を止めるところとか狙った場所に球を上手に転がす技術とか、さすがとしか言えない。ブラボー、隆也!
1番センター泉
桐青の監督は無死一・三塁のこの場面、次の打者である泉が今日打率がいいことからここで決めに来ると予想。それならばランナー一・三塁の方が内野が空くから一塁ランナーの盗塁はないと判断。サードランナーは投手だからエンドランの危険を犯す場面でもないのでスクイズもないと踏む桐青監督。
1球目、速いストレート。空振り。1ストライク。
湿気のおかげでストレートは気持ちよく投げられるらしい。
なんで?私野球詳しくないのでわからん。教えて詳しい人
2球目、内角のいいところにストレートが決まる。手が出ない泉。2ストライク。
3球目、遊び球(ボール球)。
4球目、ストレート。空振り。三振。一死一・三塁。
2番セカンド栄口
一死なので普通はダブルプレーの危険があるランナー一・三塁は嫌がって一塁ランナーを二塁に進めたがるはずなのだが西浦は高瀬の投球モーションを盗んでいるようなのでゲッツーの危険は少ない。それならばスクイズの可能性は高いと判断する桐青の監督。
サードランナー瞑想で三橋をじっと見る栄口。栄口の鋭い視線で睨まれたと勘違いする三橋。キョドる三橋に睨んでないぞーとニッコリ笑顔をむける栄口。三橋は意図をわかってなさそう。西広が「サードランナーを見ただけ、三橋が今はサードランナー!」と指摘する。ようやく瞑想のことを思い出す三橋。いまだに睨むとか思われてるのかと凹む栄口。
栄口君も西広君もやさしーな。フォローが的確。阿部も本当は優しいのに伝わりづらいんだよな。
1球目、スクイズ警戒で高目にボール球。見送る栄口。
桐青の監督は1球目じゃなかったがそれでも絶対この打者でスクイズだと判断。
桐青監督『さあ走って来いよ。一年坊主なんか河合がふっとばして……ふっとばす!?』
2球目、スクイズ警戒で高目にボール球。再度見送る栄口。2ボール。
3球目、桐青の監督が1球スライダーでクサいところを狙うように指示。見送り。1ストライク。
桐青の監督、全然スクイズの動きがないこととサードランナーが投手であることを思い出し、『これだけ警戒されてる中で投手を突っ込ませるような危険なことはしないか』と考え直す。むしろ西浦は満塁策をとるのを待ってるんだと考えた桐青の監督はスクイズ警戒を解除。
4球目、おそらくストレート。見送り。2ストライク。
一方モモカン、3球目4球目でファースト・サードがダッシュしてこなかったのでスクイズ警戒を解いたと読む。『やるならここしかない!』と栄口にスクイズの指示を送る。
うおおおおお、桐青監督がスクイズはないと踏んだ途端にスクイズの指示ですか!モモカン読み合い上手〜!
栄口『三橋はエンドランで突っ込んでくる。当ててやんなきゃ危ないぞ』
5球目、高瀬が投球モーションに入ると同時にランナーダッシュ。驚く桐青監督と河合。咄嗟に球をそらす高瀬。モモカンは『はずされた!』と悔しそうな顔。栄口、三橋を安全に帰すため、腕を伸ばして強引に外された球に当てる。河合は内心『クソ!』と思いながらファーストへの送球を指示。
栄口「三橋!ノースライ!」
三橋がホームに帰る。西浦高校に2点目!
いよっしゃあああああ!栄口君かっけーよおおおおお。ありがとう、三橋のためにがんばってくれてありがとおおおお。
三橋が接触なくホームに帰れて一安心する阿部。桐青監督はモモカンに読み負けしたことを悔しがる。西浦のベンチでは栄口が大絶賛を受ける。三橋はかなり消耗してきてる様子だが自分ではわからないどころか『投げられればなんでもいい』とランナーズハイならぬ投球ハイ状態。
3番ショート巣山
アウトになって三死。攻守交代。
【5回裏、桐青高校の攻撃】
投球ハイになってる三橋は塁上から帰ってきたばかりでまだ準備のできてない阿部を置いて走ってマウンドに向かう。呆れる阿部。マウンドに着いて初めて阿部がいないと気付く三橋。投球できない。戸惑う三橋に田島が気を利かしてくれて、田島とキャッチボール。フヒッ締まりのない顔で笑う三橋。ドキリとする田島。
田島はホントにいい子〜。
そこに阿部が登場。
三橋「田島君!ありがとぉ!」
おお!?三橋がキョドらずに田島にお礼を言えてる!?仲がいいから?それとも投球ハイ状態だから?
田島はなんで自分が今さっきドキリとしたのか疑問に思う。ドキっというかギクリというかビックリしたような?
三橋が珍しく上機嫌で笑ったからじゃないですかね?ハイになってていつもと様子が違うから?
三橋母は三橋の笑った顔に気付いてる。ルリは三橋が笑ってると聞いて珍しがる。小学生の頃はよく笑う子だった三橋は中学に行ってから笑わなくなったらしい。
何そのつらい情報…こんなところで不意に泣かせないで。
ルリは三橋が中学野球部でイジメに合ってたことしらないのかなぁ。三星って男女併学(男女は別々のクラス、別々に授業受ける)らしいから知らないか。
6番ファースト山本
カーブ狙いで出塁。無死一塁。
どうやら桐青は三橋の決め球がカーブだと思ったらしい。
7番ピッチャー高瀬
バントの構え。一塁側に転がしてもらいたい阿部。
1球目、狙い通り一塁に転がる球。ファースト沖が捌いて打者をアウトに。一死二塁。
沖と栄口、ナイス連携プレー!
8番センター山ノ井
進塁打狙いだと予想する阿部。打者でアウトを取る狙い。
1球目、外のカーブを上手く当て、一・二塁間を抜けるヒット。一死一・三塁。
阿部は今回のヒットは二人ともカーブを待ってたことに気付いて、そろそろまっすぐを解禁する事に決める。
9番ライト前川
1球目、内にまっすぐ。見送り。1ストライク。
2球目、再びまっすぐ。見送り。2ストライク。
3球目、再びまっすぐ。カーブを待ってた前川はタイミングがずれたのでカットのつもりで振る。するとセンター方向に高く飛んでいく球。伸びる。泉はフライキャッチ。打者アウト。ランナー走る。距離がありすぎてバックホーム間に合わず、桐青高校に1点。二死二塁
あっさりと点入っちゃってなんか怖い。
1番サード真柴
1球目、まっすぐ。バントする真柴。ピッチャーフライ。三死。攻守交代。
田島と栄口が「ナイピッ」と三橋に声をかけてくれる。ここで三橋の鼻に異変が。拳で鼻を拭うと血がついてる。すぐに気づいて三橋の顔を帽子で隠してくれる花井。
花井「大丈夫、ベンチまで鼻つまんどけ。ユニフォーム汚すなよ。」
は、花井君イケメンーーーーーーー!!!なんてスムーズな対応なの。鼻血にすぐ気づいて、そんでサッと帽子で隠してくれて、背中ポンッて。男前かよ!
阿部は9番がまっすぐをヒットさせたことを気にしてる。ベンチに帰ってきた阿部は人だかりができてることに気付く。篠岡の「氷嚢です」という言葉に反応する阿部。
阿部「どうかし…」
ここでベンチに横になってる三橋に気付く阿部。田島と泉は団扇で三橋を扇いでる。
阿部『み……はし……?』
青ざめる阿部。
阿部『…ああ…これで夏が終わ……っ』
絶望的な顔をする阿部にモモカンが「鼻血出したから寝かせてるダケだよ」と言う。
大真面目な阿部君には申し訳ないのですが、横たわる三橋を見て絶望する阿部君の顔に笑ってしまいました。こんなに青ざめた表情が似合う男は阿部隆也の他にいない。
今ちょうど5回が終わったところでグラウンド整備中。砂を入れるので時間がかかる。その間に鼻血治まるから大丈夫だとモモカンは言う。阿部はそういわれても三橋が心配。
阿部『球数減らすべきか?でもそんなこと考えてたら桐青の打者はかわせない。だけど三橋がつぶれたらそこで終わりだぞ』
起き上がる三橋、阿部の心配を見破ったかのように「オレ大丈夫だよ!オレ投げられるよ。ゆーとーりに投げられるからね!」と阿部に宣言する。
阿部「わかってんよ。後半も頼むぞ!」
阿部に頼まれて感激した三橋、大きな声で「うん!」と返事をする。
三橋って頼られるのスキだよねえ!仲間に必要とされてこなかった中学時代があるから、今必要としてもらえるのが嬉しいんだろうね。
グラ整、終了。
【6回表、西浦高校の攻撃】
4番サード田島
初球、三遊間ヒット。
5番センター花井。
1球目で田島が二盗するが、その後花井はセカンド正面に打ってしまい。一死二塁。
6番ファースト沖
三振。二死二塁。
7番レフト水谷
三振。三死で攻守交代。
【6回裏、桐青高校の攻撃】
2番レフト松永
1球目、外角・左上に速いまっすぐ。見送り。1ストライク。
2球目、同じところにシュート(ボールからストライクになる球)。見送り。2ストライク。
阿部は『たく、絶妙だぜ・・!』とほくそ笑む。
これができるのが三橋のすごいところだよな。てか三橋の球でこうやって打者を欺くのすげー楽しいだろうな。
松永はカーブ狙い。
3球目、内のカーブ(ボール球)をファール。2ストライク。
4球目、松永は決め球カーブだと考える。しかし内にストレート。見送り三振。
3番セカンド島崎
阿部はチーム全員がカーブに狙いを定めてると気付く。
1球目、ストライクからボールになるカーブ。島崎が強引に手だけで持っていきピッチャー横を抜ける。一死一塁。
4番ショート青木
阿部はカーブが打たれるならクリンナップには下手に投げられないと考える。しかしカーブがないと緩急つけられない。はっきりとしたボール球では青木は引っかかってくれないし、ストライクから逃げる形の球は島崎に打たれたように青木も手を出す危険性がある。と、ここで青木はバントの構え。阿部はバントを歓迎。青木のアウトを取れるなら進塁させてもいいと考える。
1球目、内にシュート。しかし投球した瞬間バッティングの構えになる青木。ライト・センター間に落ちるヒット。島崎は二塁を蹴って三塁まで到達。一死二・三塁。
阿部は『せっこー!桐青の4番がバスターなんかするなよなあ!』と狼狽える。
ずる賢い阿部君は青木がバントは構えだけで実はバスターするの可能性とかも考えられそうに思うんだけど、強豪の桐青が公立の一年しかいない新設校相手にせこい戦略はしないって思ってたのかな?でも強豪の桐青も6回裏で今負けてるんだからなりふり構ってられないよねえ。
5番キャッチャー河合
一死二・三塁のピンチ、『来る』と身構える西浦ーぜ。タイムを取る阿部。投手の周りに集まる内野手と捕手。相手は何で攻めてくるか作戦会議。モモカンからの伝令を伝えに来た西広曰く「スクイズで来る」とのこと。河合はまっすぐに対応できていなかったので今回もまっすぐでいくことに。
1球目、投球開始とともに走るランナー。河合はバントするが、打ち上げる。しかし上手く勢いを殺していてサードはキャッチは間に合わない。ワンバンで捕ってホームで刺そうと阿部に送球する田島。しかしセーフ。桐青高校に2点目。同点。
すかさずファーストへ投げる阿部。打者アウト。二死三塁。
やれることはやったし二死目もとれた。でも阿部は『まっすぐ以外の球にしておけば打ち上がらずスピードのあるゴロになったかもしれない。ゲッツー狙って1点やってしまった。』と自分が欲張ってしまったことを後悔する。気持ちが切り替えられない阿部。栄口は「ツーアウト!バッター勝負!」と三橋に声掛けする。
三橋「おおお!!バッター勝負!!」
大きな声を出し、やる気満々の三橋。その声にハッとする阿部。元気な三橋に触発されてにあ!と笑った田島は胸がどきどきしながらも三橋に応えて声を出す。
阿部『〜〜っ 三橋は元気だ!』
二っと笑う阿部。他の守備メンバー元気に声出しをする。
あ〜いいわあ〜〜!これぞエースって感じ!2点目取られて同点に追いつかれて気持ちの切り替えが付かなかった阿部が三橋の元気な声出しによって目を覚ますとことか!田島を始めとする守備メンバーもエースのやる気に触発されて元気爆発するところとか!三橋がチーム全体にいい影響を与えてチームの士気を上げたってところに感激。そうだよな、投手がこんなにやる気なんだもん、守備もそのやる気に応えなくちゃね!
6番ファースト本山
1球目、内のボールからストライクになるシュート。ギリギリを狙う。見送り。1ストライク。
2球目、内高目ギリギリにまっすぐ。見送り。2ストライク。
3球目、外のボールからストライクになるスライダー。ギリギリを狙う。見送り三振。三死。
攻守交代
阿部『ホンットこいつって……』
三橋の絶妙なコントロールに改めて感動してる様子の阿部。
いや3球ともストライクゾーンギリギリにきっちり決めてきた三橋、マジかっけーよ!配給ヲタクの阿部じゃなくともこれはたまらん。こんなすごい投球ができる三橋をダメピ扱いしてた畠、ホンットあいつって…。
観客席のルリは三振を表す"K"の旗を手作りしてきていて、『レンレンナイピッチー』と旗を振る。そこに弟の琉からメール。琉は三星学園中学の1年生らしい。ここで叶は群馬の三橋家の向かいに住んでることが発覚。
そうか、もしかして叶もそこそこなお金持ちのお坊ちゃん?
叶が投手として試合に出ているらしい。
えー!三星はそこそこ野球の強い高校で3年生もいるのにその中で投手として登板させてもらってるの、結構すごくない?きっと試合終盤で優勢だから1年投手にも経験摘ませておくってことなんだろうけど、それにしたって2年生投手もいるだろうに、叶が選ばれたんだ!叶は三星学園高等部でも認められるくらいの実力があるってことか。
私は中学時代に三橋がヒイキでエースをやってたと"されてる"ことを疑問視してるけど、叶にそれなりの実力があったということもヒイキだと思われた理由の一つというか、まあ実際に多少のヒイキはあったのかもね。(三橋は練習試合も全部マウンド譲らなかったらしいので…それを許しちゃう監督…)
でも私は三橋が叶に負けてるなんて思わないけどね!!なんてったって9分割のコントロールですから!しかも3種類の変化球(なんなら4つ目も)がありますから!まだ中学生だったのによ!
【7回表、西浦高校の攻撃】
8番ピッチャー三橋
三振
9番キャッチャー阿部
右中間ヒット。一死一塁。
1番センター泉
1球目で阿部が盗塁。一死二塁。
2球目以降、セカンドゴロ。二死二塁。
2番セカンド栄口
三振。三死。攻守交代。
雨がひどくなる。三橋は5回裏で阿部を置いてマウンドに行ってしまったことを反省して今回は阿部を待ってる。阿部は三橋の息が整わないことを気にしている。
阿部『こんだけギリギリばっか狙わせてたらすり減って当たり前だ。こいつはオレの要求に応えてどんどん消耗していってるのに。捕手が投手にしてやれることってすげえ少ねえ…!』
三橋のことを気遣いつつも何もできない自分が歯がゆい阿部。三橋の方に面と向かっていく。
阿部が三橋の方にぬっと顔を向けるこのコマ、真剣な面持ちの阿部君の顔面が素敵です。
阿部『勝ちてェ。こいつにもいい思いさせてやりてェ』
阿部が三橋の顔を見ながら三橋のことを強く想っていると三橋の方が口を開く。
三橋「……かっ、勝とう…ね!」
阿部「!」
想いが伝わったかのような三橋のセリフに驚く阿部。
うわああ、偶然かも知れないけどちゃんと通じ合ってる!そうだ、もう7回だ!同点だから勝ってないけど、負けてもない!あの桐青相手にうまいこと渡り合えてるんだ!勝とうぜ!
阿部「おお!あと3回だ!頼んだぞ!」
三橋は阿部に頼まれてびびびびっと感動し、「うんっ!」と力強く答える。
三橋はホントに頼られるのスキねw三橋がびびびびっとなってる姿をみてるとなんだか読者のこっちもやる気が出ます。
<第13回終了>