おおきく振りかぶって 原作漫画感想 4巻 <第11回>
<第11回 / あらすじと感想>
夏大埼玉大会の抽選が始まる。まずはAシードで千朶高校とARC学園高校の主将が呼ばれる。ARCの野球部員は千朶のキャプテンが頭剃ってることに気付く。1番を引く千朶。1番取られて残念がるARC。
真後ろにARCが座っていることに緊張する泉。ARCは群馬に住んでた三橋でも名前を知ってるくらいの強豪校。太田川という1年生のスゴイ投手がいるらしい。「埼玉県内では中学時代から有名な奴だ」と泉は説明する。栄口はシニアでやってたのでよく知らない。
泉(or栄口?)「三橋、千朶は知ってるか?」
三橋「きいたことあるよ!」
栄口「じゃ桐青は?」
三橋「ああっ去年甲子園行ったっ」
去年はARCは甲子園逃したらしいが、基本的には県内ではARCが頭一つ抜けてるくらいレベルが高いらしい。で、ARCに次ぐのが千朶と桐青。公立なら上尾商業と嵐山と大井北あたりがずっと強い。春日部市立は最近勢いがある。他の上昇株は美丞大狭山に越谷中央。すらすらと他校のことを紹介する泉。要領オーバーの三橋。
泉君って他校の情報詳しいんだなあ。
泉「武蔵野第一も評価高いぜ!」
はっとして「榛名さん!」といきなり立ち上がる三橋。栄口・阿部・花井はびっくり。栄口は三橋の腕をひっぱりながら「座れ」といいつつ、さっきトイレで榛名に会ったことを伝える。
三橋「榛名さんいい人だったんだ!」
阿部「いい人〜?ガムでもくれたのか?」
三橋が食い物に釣られたと思ってる阿部w
三橋「オレの肩にポンとして、"お互いがんばろうって"、オレにっっ」
再びバッと立ち上がる三橋。「あのすごい人がオレにっ」と興奮冷めやらぬ三橋。
阿部『アホが。見下されてんのがわかんねーのか』
さすがは阿部隆也。榛名のそのセリフが見下した気持ちからくるものだと理解している。
阿部『お互いガンバローだあ?ふざけんなよ……!80球しか投げないてめえとこいつじゃがんばるところが違うんだ!』
そーだそーだ!もっと言ってやれ隆也!うちの自慢の投手を見下しやがって!榛名のがんばりなんか、三橋がマウンドでみせるふんばりの足元にも及ばないんだよっ!ふん!
三橋は顔を真っ赤にしてキラキラしながら「榛名さんはカッコいい」とすっかり榛名の虜。栄口は変なテンションの三橋をみて肩を震わせて笑ってる。花井は『おもしろいけどやっぱ変なヤツ』と呆れてる。
この三橋にツボってる栄口君がかわいくてすきw栄口って結構笑いのツボ浅いよねw
阿部『……ま、80球で降りてりゃそうは勝ち上がれねえ。さっさと負けてお前が今日見下した投手で勝ち上がってくウチを見てろ!』
おお、阿部は勝ち上がっていく気満々だ。そういや野球部初対面の日も甲子園に行けるって宣言してたもんな。田島の方が何かと取り上げられがちだけど実は阿部も相当勝ち気というかポジティブなやつなんだよな。
武蔵野第一はARCと同じ山に入る。加具山は「準決まで当たらないじゃん。まさかそこまで――…」と一瞬弱気になるが榛名に「は?」と言われて弱気を改める。
シード校の抽選が終わって、ようやく残りの学校の番。到着順に番号札を引く。西浦ーぜたちはどこと当たりたいか話してる。田島は武蔵野第一がいいらしい。花井は「いきなりシード校と当たるのはヤだよ」というが阿部が「嫌がってると引きそうだな。花井くじ運悪いだろ?」といじわるなことを言う。花井は「これからクジ引く人間にそういうこというな」と青ざめる。
阿部wフラグを立てるなww
花井「阿部って結構やなヤツだよなァ」
阿部「はあ?」
そうだよ、阿部は腹黒くてずる賢くて結構やなヤツだよ。阿部君は自覚ないんか?
でも私はそんな阿部君がスキだよ!だってお前面白いんだもん!
栄口「阿部はひどいヤツだよ」
阿部「はああ!?(# ゚Д゚)」
なんでちょっと怒ってるんだよ阿部よwお前はひどいヤツだろw 自覚ないんか?
でも私はそんな阿部君が…(ry
三橋は沢山の学校、沢山の選手に若干ビビってる。
三橋『勝ちたいなァ…勝ってまた気持ちよさを味わいたいなァ』
おおおお、三橋が勝利の味を覚えた!阿部君でかしたぞ!餌付け成功だ!
ついに花井がくじを引く番。阿部は「くじ運悪くてもあきらめるな!」と冷やかしてるw
阿部は性格が悪いぜw でも私はそんな阿部君が…(ry
やぐらを近くで見て、改めてそのデカさに驚く花井。ついにくじを引いた花井、
司会者「西浦高校、84番!」
会場中から拍手が湧き上がる。拍手の意味が分からない田島に泉は「これはお礼の拍手だ」という。何のお礼かというと、なんと花井は初戦で去年の優勝校である桐青高校を引いたからだった。だれもが引きたくなかったそこを担ってくれた西浦に対する感謝の拍手ということ。花井は記者に取り囲まれてタジタジ。
あーあ、阿部がフラグ立てるからだ〜
泉『やっちまったな、一年の夏は初戦負けか』
ネガティブなことを考えた泉の頭にモモカンが手伸ばしてぎゅっと握る。痛がる泉。
モモカン「弱気はダメ!!」
水谷と栄口は内心『とはいっても去年の優勝校ですよ』と冷や汗。三橋も『勝てないよね…現実ってきびしいなァ』と涙目。
田島「勝てねぇかな?オレらこれまで全勝じゃん?」
さっすが田島様!去年の優勝校だろうが関係ない!ゆるぎない自信!
水谷・泉・栄口は「えええええ」とびっくら仰天。そしてドン引き。阿部は「全勝といってもこれまでの対戦校はどこも初戦負けレベルの高校であって、桐青とは格が違う」と答える。
田島「阿部も弱気か?」
阿部「まさか!田島を使えば1点くらい取れるだろ。」
水谷・泉・栄口は再度『えええ〜』とビックリ。田島は「だよね!」と同意。阿部は監督に春大での桐青のビデオを持ってるか確認し、「初戦はノーデータ覚悟してたけど桐青は露出多いから準備できる」と前向き。
阿部「バッテリーの癖とバッターの癖分析して、あとは守備で変なミスさえしなきゃあ…」
ここで阿部は三橋の胸倉を掴んでひっぱり、三橋の顔を指さす。
阿部「こいつが完封してくれる!」
三橋なら桐青高校相手ですらも完封できると信じている阿部!そういや野球部対面初日から言ってるもんね。阿部も田島に負けないくらいのポジティブ思考の持ち主なんだよな。自分の捕手能力に自信があるからってのも理由の一つなんだろう。
水谷・栄口・三橋が『ええええ〜』とビックリする中、モモカンは阿部に同意。
モモカンすらも三橋が桐青を完封できると思ってくれるなんて、あたしゃ嬉しいよ。
しかし、モモカンは阿部の言ったことを実現するためには練習時間が足りないという。今の練習時間のままではやりたいことをやり切る前に夏大がはじまってしまう、と。
三星戦でクソレフトが"変なミス"して完封逃しちゃいましたからねw
裏グラに証明がない西浦では日の出ていない時間はまともに練習はできない。でも今の時期は朝の4時半にはもう空が明るい。そこで明日からは練習時間を5〜21時に増やすことをモモカンは決定。水谷・泉・栄口は青ざめて白目剥いてる。
モモカン「うちは人数が少ないから5〜21時で守備から攻撃まで一通り回せると思うの」
水谷・泉・栄口は「モモカンは本気だ…!」と圧倒される。「授業中は座っていられるオレらとは違ってモモカンは日中は肉体労働のバイトをしているのに」「オレらは自分のためだけど――……」とモモカンのことを想う阿部・水谷・泉。
モモカン「シードに勝てればあとしばらく楽だからね。一緒に頑張りましょ!」
モモカンの本気の情熱に影響を受けてやる気を出す西浦ーぜ「はいっ」
モモカンって本当にいい指導者だ。こんな熱意のあってがんばってる監督がいたらそらもうついていきたくなるよ。私も子どもの頃にこういう人に出会いたかったな。
一方、その頃桐青高校では西浦高校が相手と決まって「うわ点差つきそ〜〜」「相手の3年生、一生のキズになったりして(※西浦に3年生はいないんすけどね)」と余裕しゃくしゃく。さらには「ベンチ入り弄れないから2軍が戦うわけにいかないっすもんね」「控え優先で先発組むのかな」「準太は投げないとか」などと一軍のレギュラーで相手しなくていいと思ってる様子。そんなチームメイトを窘めるのはキャプテンの河合和己。
河合「夏大の初戦なんだからレギュラーがでるし、エースが投げるよ。去年と同じ道がオレたちにも用意されてるなんて錯覚すんなよ?夏大には道なんかないぞ」
さすがはキャプテン河合和己、西浦を舐め腐って余裕ぶってるチームメイトの目を覚まさせる。私は西浦大好きの西浦贔屓だから敵対校の人ってあんまり好きにならないんだけど、和さんのことはめっちゃ好きっす。
河合はおととしの桐青は1回戦で負けたことを指摘する。そして1回戦で桐青に勝った北本南陵も2回戦で消えた、と。ビビる利央。和己は「これが"夏大"だってことさえ忘れなきゃ勝つのはうちだ…!」と断言する。その言葉にピッと凛々しい顔になるチームメイトたち。
学校に帰ってきた西浦野球部。練習時間が伸びると聞いてついていけるか不安な水谷。田島は「あんま弱気だと西広にレギュラー取られるぞ!」と忠告する。水谷は「まじかよー」と答える。ここで三橋に金髪の男性が声をかけ、「夏大の抽選会どうだった?」と聞く。桐青高校と当たったと知って驚くその人。
栄口「誰だ?」
田島「あ!浜田だ!うおーい!」
田島は浜田に駆け寄りながら阿部と栄口に「同じクラスの浜田!」と説明する。同じく9組の泉も寄ってくる。ここで浜田が三橋に「オレのこと覚えてないかなァ」と問う。何のことかわからない三橋。田島は「三橋はあほだけどクラスメイトの顔くらい覚えてるぞ」と答える。
浜田「そうじゃなくて、小学生の頃」
泉「こいつんち学区全然違うよ」
泉は小学校が同じわけないと否定する。泉は浜田と同小・同中らしい。
泉「だいたい浜田が知ってるならオレだって知ってるだろ」
浜田「2年生の途中で引っ越していったから泉は同じクラスになってねんだよ。うちと同じアパートに住んでたミハシじゃねーのかなー。もうなくなっちゃったけど…山岸荘」
三橋は心当たりがあるらしくドキっとする。子どもの頃の思い出が頭をよぎる三橋。
三橋「ギシギシソウ!」
顔を赤くしてバッと手を挙げる三橋。
浜田「そう!ギシギシ荘!やっぱりー!!」
同じクラスになってからずっとききたかったという浜田。答え合わせができてスッキリ。
つまり、三橋と泉君て小学2年生まで同じ小学校だったってことじゃん!
泉は「あんなデカい家あんのになんでアパート住んでんだよ」と問う。三橋は「うちは駆け落ちだから」と答える。呆然とする田島と泉。浜田は「あーやっぱカケオチ夫婦だったんだー!近所でそう噂してたんだぜー」と楽しげ。
浜田「でさ、ギシギシ荘のよしみといっちゃなんだけど、オレ野球部の応援団作ってもいいかな」
ぽかーんとする田島・三橋・栄口・阿部。
小2の秋にギシギシ荘から大きな家に引っ越して小学校も転校した三橋は友達ができなくて1人で過ごしていた。ギシギシ荘に帰ればオレにも一緒に野球やる友達がいると浜田をはじめとするギシギシ荘の仲間を想う小学2年生の頃の三橋。
ここで母親に起こされる三橋。小学生の夢をみていた。野球したくてギシギシ荘まで自転車を漕いでいったこともあったらしい。道に迷って着いたころにはもう夜だった。
うわー。ちょっと切ないこと思い出した。私の兄ってメンタル的な疾患が理由でもう亡くなってんだけどさ、メンタル病んでた時に学生時代にバイトしてた焼き鳥屋まで自転車で漕いでいったことがあるんだって。その焼き鳥屋の店長のことを学生当時すごい慕ってたんだと。たぶん店長に会いたかったんだろうけど、それはイコール毎日が充実しててまだ元気で楽しかった学生時代に戻りたかったってことなんだろうなって今思って涙出てくる。
三橋はあのギシギシ荘で一緒だった"ハマちゃん"からグローブをもらったことを思い出す。『同じクラスの浜田君がハマちゃんだった!ハマちゃんにまた会えたんだ!いつも一番カッコよかったハマちゃん…!』と今更再会の喜びを噛みしめる三橋。
朝のグラウンドにやってくる浜田。シガポに応援団やるなら朝練に参加してくれと頼まれていた。花井が「浜田って人?」と話しかける。
浜田「あ、花井だ」
自分が知られてて驚く花井。
浜田「オレは応援団作ろうって人間だぜ?名前くらい知ってるっつの!」
みんなの名前をスラスラ言ってのける浜田。三橋はボール磨きしながら浜田のことが気になってチラチラ見てる。そんな三橋の様子にイラついた阿部は「気になるなら挨拶に行け!」と三橋の首根っこ掴んで浜田のところに乱暴に投げ飛ばす。浜田にドカッとぶつかる三橋。
え!?おい、阿部、おま、なんて乱暴な!三橋は投手だぞ、怪我したらどうすんだ!普段お前のほうが口うるさくいってるのに今日はどーした!?
いきなりぶつかられて驚く浜田。青ざめながら「浜田君…」という三橋。
浜田「きもちわりーな、ハマちゃんでいいよ。そー呼んでただろ」
三橋「〜〜〜 ハマちゃん…っ、なつかし…」
(´;ω;`)ブワッと泣き出す三橋。そんな三橋を見てわはははと笑ってる田島。
三橋と田島がじゃれてるの見るの好きだあ〜!この2人最近どんどん仲良くなってるよね!
浜田「なんだよ今更。教室て毎日会ってるじゃねーか。ちっとも気付かねえでさ」
三橋「だってオレ、ハマちゃんは、1コ上、と、思ってたんだよ」
浜田「は?上だけど?」
「ええっ」と驚く田島・花井・三橋。どうやら浜田は留年したらしい。理由は"バカ"とのこと。
田島「なんだバカか―――っ。オレたちは気を付けような!三橋!」
三橋にガシッと肩を組む田島。花井は『シャレになんねーな』と青ざめてて、栄口は『先輩に向かってなんていう口の利き方』とハラハラしてる。
はーほんとにおチビちゃんたち(田島&三橋)はかわいいなー。
三橋は小2で転校した後、新しい学校で一緒に野球できる仲間がいなくて野球がしたくてギシギシ荘まで行ったがギシギシ荘はなくなってたと告白。三橋が新しい学校で友達作れなかったんだなと察して同情して涙する泉・沖・巣山。
シガポが皆に集合をかける。せっかく浜田が来たので、「リラックスと集中は同じこと」と初めて瞑想した日に話したことの復習を始める。この1ヶ月の体感瞑想のおかげで我々はもう意識的にリラックスできるようになった。でもまだリラックスまでに5分も時間がかかるので実用的じゃない。リラックスは反射でできるようにしなければ意味がない。ではどうすれば反射ができるか。それは"何か"とリラックスの条件付けを行うこと。"何か"は具体的なものがいい。見えるものや聞こえるものや触れるものなど五感で捉えられるものがいい。かつ"リラックスしなきゃならない場面に必ずあるもの"である必要がある。部員が話し合った結果、それは"サードランナー"であるとの結論に至る。三塁にメットをかぶって立つモモカン。まずその姿をしっかり見た後に目をつぶって頭にサードランナーの姿をを思い浮かべながらいままでやってきた体感瞑想を始める。今日からはこれでサードランナーとリラックスを条件づけていく。
これが今後しょっちゅう出てくることになる西浦名物"サードランナー見てリラックス"の始まりなのでした〜。
瞑想終了後、浜田に挨拶をするモモカン。モモカンは浜田に応援団はすごく大事なんだという。なぜなら応援団は選手を元気にもできるけれど、選手のやる気を一気に奪うこともできるから。そんなことしないと狼狽える浜田。
モモカン「浜田君はしないかもね」
浜田「じゃあ誰すか」
モモカン「あの子らの親かな」
モモカン曰く、スタンドの味方のため息が選手のやる気を奪うという。そしてため息をつくのは一番一生懸命応援している人だ、と。一番熱心に応援しているのは親だから親が一番ため息をついてしまう。だからこそ、浜田には選手以上のポジティブシンキングを身に着けてもらってスタンドを常に前向きにしておいてもらいたい!それがモモカンが浜田をメントレに呼んだ狙いだった。浜田はモモカンが去年の優勝校相手に本気で勝とうとしてることに気付いて感激し、やる気を出す。
モモカンって本当に人の心を掴むよねえ。どんなふうに育ったらモモカンみたいになれるの!?
<練習内容>
朝練:
5分の瞑想→30分ストレッチ→フリーバッティング
フリーバッティングで田島は球を返す方向を声に出しながら打って自分で練習の難易度上げてる。そんな田島を見て感心する水谷と栄口は「今日も気持ちよさそうだな」とホレボレ。花井はバッティングの基本のセンター返しの練習。
午後練:
視覚トレーニング→アップ→30分キャッチボール→守備位置での5分瞑想→グラウンドの愛具合によってランナーのいる実践的なプレー練習orバント特打ちorランパスorイジワル育成トス→休憩(オニギリタイム)→電気のついている場所へ移動してスケボor大縄跳びorジャングルジム氷オニ
お昼休みの9組では田島・泉・浜田・三橋の4人でランチ。三橋はもう食べ終わったのか角材GWの練習中。浜田は裁縫中。
GW合宿から今日までずっと角材ワインドアップの練習してるのか三橋ッ!なんて健気でなんて努力家なんだっ。あ〜三橋のそういうところほんとかっこいいな。惚れる。
てかこの4人はいつから一緒にランチを食べる仲に?夏大抽選会の日に浜田が登場した時の三橋の反応からするにあの頃はまだ一緒にランチ食う仲じゃなさそうじゃん?じゃあ、あの日以降から?ていうかその前は浜田は誰とランチ食ってたの?2年生の元クラスメイトたちと?泉は中学から浜田と知り合いなわけでもしかして浜田と泉の二人で食べてた?いや、それはないよなぁ、多分田島・三橋・泉で食ってたよね。
田島・三橋・泉はいつから一緒にランチ食うようになったのかな?GW合宿の時は三橋はまだこの2人ともそんなに仲良くなさそうだったけどその頃からすでに野球部で一緒に食べてたかな?まー三橋が1人でランチ食べようとしたら田島は「野球部で一緒に食おうぜ」って声かけてくれそうだよね。
浜田は裁縫で何を作っていたのかと思えば横断幕をつくっていた。完成した横断幕を広げると「挑め!」の文字。
カッコいいっすね!横断幕って手で作るんだ〜。すげえなァ。
裏グラによろよろと歩いてくる篠岡。桐青の試合のビデオを見ながらノートにデータを全て書き起こしたらしい。まさに満身創痍の篠岡と大感謝するモモカン。
スゲエ大変そう。
早速データ解析に入ろうとモモカンは花井と阿部を呼ぶ。キョドる三橋。
阿部「投球練習は田島でもいいだろ?」
三橋「ち、がくて、今日は見てもらおー、と」
阿部「見るよ?なんだよ」
三橋「! 今、スグ!」
三橋はGW合宿でモモカンに渡された角材を持ってくる。『あ!』と気が付く阿部とモモカン。三橋は角材の上でピタッとワインドアップができるようになった姿を阿部に見せる。
阿部「お…」
狼狽える阿部。なぜかどや顔の田島。
田島は三橋が昼休みずっと努力してたの知ってるからね!
三橋は「うえへへ」と笑いながら自慢げ。
阿部「おまコレ、9時に上がった後家帰ってやってたのか!!」
感動のあまりつい大声になる阿部。大声にびびる三橋。
三橋「家ではやってない!教室、で、休み時間」
阿部「てめえはほんとによ〜〜!!」
頬を赤くしながら三橋に照れ隠しのウメボシする阿部。
ええ!?阿部感激したんだろ!?なのになんでウメボシかますんだよ!どんな照れ隠しだよ!w
それじゃあ三橋は怒られたと勘違いしちゃうよーー!素直に褒めてやってくれ!
努力家の三橋に感化された阿部は『絶対桐青に勝ってこいつを有名にしてやる!』と決意する。やる気を出した阿部は「監督!始めましょう!」と意気込み、モモカンも同じく目をかっぴらいて「はい!」と俄然やる気。三橋はおこられたと勘違いして涙目になるが田島が「怒ってなかったぞ」とフォロー。練習着の1番が薄くなってるから弱気になるんだとマジックで書き直す田島。元気出す三橋。その様子を見てつかれる水谷、力が抜ける沖、もう慣れた泉。
田島と三橋ほんっとーに仲良くなったなあ!この2人がどうやって仲良くなっていったのか知りたい。
三星戦の時はそこまででもなかったじゃん?武蔵野第一の試合観戦の時はちょっと距離が近づいた感じしたな。でもその日の午後練開始時点ですでに阿部が"この2人なんか仲いい"って言ってたんよね。それが謎。だって武蔵野第一の試合観戦って三星戦の翌日でしょ?
三星戦で田島は三橋をいい投手だと好感を持つようになってそこから急接近したとか!?
それとも描写がなかっただけで4月8日野球部初対面〜GW合宿までの間にすでに親睦を深めていた!?いやそれはないだろ。それだったらGW合宿中の三橋があんな風に一人で悩んでるはずないもの。
やっぱ三星戦での三橋を見て好感を持つようになって、その後武蔵野第一の試合観戦で距離が近づいて、三橋の誕生日会で三橋の9分割のコントロールを目の当たりにして血のにじむような努力をしてきた三橋のことをチームのエースとして心から信頼したって感じでしょうか。
練習後の三橋家。花井母から三橋母へ電話がかかってくる。母親が電話してる間に寝こけてしまう三橋。
なぜこの2人の母親が電話をする仲に!?先日の三橋誕生日会でごちそうになったことを花井が母親に伝えたのかな?それでごちそうのお礼を言おうと電話をかけてきた?そんで話してるうちに一緒に開会式行こうって約束した?
夏大埼玉大会開会式。
篠岡は各校のマネジが集まる観客席で中学時代の先輩(多分)に会う。そこで夏大埼玉大会開会式開始のアナウンスがあり、各校の選手が順番に入場していく。入場は本来ヤグラの番号順なので桐青高校は西浦の後ろにいるはずだが、去年の優勝校は旗もって先頭を切るものだそう。栄口は「いちいち差ァつくなあ」というが、泉に「ビビる?」と聞かれてにやけ顔で首を振る。泉も「な、オレも」という。
メントレの効果なのかもしれないし、沢山練習して桐青対策をばっちり取ったから自信がついたのかもしれない。自分が精一杯がんばれたという事実は自信につながるよね。
三橋は公式戦用のユニフォームにも1番をもらえてウッキウキ。春日部市立の葵の背中の1番を見て『あの人も1番だ』と思う。『オレも1番』と自分の背中を見て喜ぶ三橋。しかし再度春日部市立の方を見て、葵と双子の涼を見間違える。涼の背番号は2番。『あの人1番から2番になってる!?』とビックリ仰天。自分の背番号も変わってしまったのではないかと心配になってガバッと服を脱いで確認する三橋。1番のまま変わってなくて安心する三橋。栄口は三橋の意味不明な行動に困惑する。
ここの栄口君、三橋の奇妙な行動に振り回されてて不憫でかわいくておもしろいw
春日部市立といつか試合することあるかなー?
西浦高校の前の学校の入場が始まり、前の学校の大きな掛け声にビビる三橋。次はいよいよ西浦高校の入場。
田島「あっ三橋ビビってる!手冷たい?」
三橋の手をパンッと両手で挟む田島。
田島橋「お、冷たくねーや」
コクッと頷く三橋。
あんたらホント仲良くなったねえ!!いいぞ!もっとやれ!
三橋は『オレたち負けないぞ!大きな声で!』と前向き。
花井「くぞ!!」
西浦ーぜ「おおっ」
大きな声で「いっちにー!いっちにー!」と叫びながら入場する三橋。西浦高校の入場に大興奮の花井母と三橋母。グラウンドを進行するみんなの姿に涙するマネジ篠岡。
開会式が終わると花井母が花井を呼ぶ。絶賛反抗期の花井は嫌そう。
花井母「監督は?」
花井「イネー」
花井母「どこにいるの?」
花井「シラネー」
花井梓の反抗期っぷりよwww
いるいる、こういう反抗期高校生男子!うちの弟とかもこんなんでしたよ!解像度高いなおい。
そこにモモカン登場。挨拶するモモカンと花井母。モモカンは花井に先に戻って今日の練習のメニューを始めるように指示する。
花井の態度がさっきまでの母への態度とは全く逆で、対比がおもろいですね。
モモカンは花井をほめる。花井母は照れる。花井は中学でもキャプテンやってたらしい。
でしょうね。こいつを差し置いてキャプテンやれるヤツはなかなかいないわ。
ここで花井母が三橋母をモモカンに紹介。モモカンは「やっぱり!似てますよねー!」と大はしゃぎ。三橋母はうちの子が背番号1番でいいのかと問う。モモカンは「彼とってもいいですよ。あんなに投げるの好きな子はちょっといないですよ!」と三橋を褒める。
わー三橋が褒められるとなぜか私もすごくうれしい…。泣きそう。
三橋母は中学時代一緒に住んでなくて、これまでピッチャーやってる姿を一度も観たことがないことを伝える。モモカンは「これからいっぱい見られますよ!三橋君カッコいいですよ!」と満面の笑顔で言う。
わー三橋が褒められるとなぜか私もすごくうれ(ry
マウンドにいる時の三橋はガチでかっこいいよねー!根性があるというか、漢気があるというか。一生懸命だし。コントロール抜群だし。ストライクゾーンぎりぎりに球をピッタリ決めるところなんかはもう見てて身震いしちゃいます。
花井母はモモカンにちゃんと父母会作って部費やおにぎりの具なんかも協力をすると申し出る。笑顔で感謝の言葉を述べるモモカン。
夏大2回戦(対桐青戦)の前日、野球部の応援団を一緒にやってくれるという元クラスメイトの2人を連れて浜田が裏グラに顔を見せる。応援団手伝いの先輩2人に頭を下げて挨拶をする野球部員。浜田は三橋に「三橋!明日!結構人集まりそうなんだけど!」と話しかけるようとするが、知らない人が怖い三橋は近づかないでオドオドして遠巻きに見てる。そこにちょうど阿部に呼ばれて浜田から逃げるように去っていく三橋。浜田は『なぜ逃げた!』と内心思ってる。花井は浜田に「結構ってどれくらい?」と訊ねる。なんと200人近く来る予定だそう。浜田は花井に「三橋がビビんねーようにフォローしといてくれる?」と頼む。
知らない人がいるので近寄っていかない三橋が可愛すぎてwまるで子犬の様だ。ポメラニアン?
そしてたぶんだけど花井には三橋のフォローはできないと思うぞ。頼む相手を間違えてる。田島とか栄口とかに頼もうぜ。
そこに泉がやってくる。学ラン応援団長スタイル姿の浜田をみて「律儀に冬服キルんだ」と泉は言う。浜田は「長袖だと肘伸びないのごまかせるんだ!」と答える。
花井「肘?」
浜田はリトルリーグ肘らしい。それを聞いて深刻そうな顔をする花井に「暗くなる必要ない。中学まではだましだましできてたし、バット振るのは問題ないし、本気で野球やりたいなら医者に行ってるはずだ」と泉は言う。花井は浜田が友達を巻き込んで、200人も人集めて、横断幕も作って、炎天下に冬服着込んで、色々大変なことをこなしてまで応援団をやってくれることついて並大抵の気持ちでできることではないと考え、改めて敬意と感謝の気持ちを述べて頭を深く下げる。感動する浜田。それに対して応援団手伝いの先輩2人は「あ〜あ、あんな純情そうな男を騙して」「今のは"浜田さんの夢は引き受けた"くらい思ってたぜ〜」という反応。中学まで野球部だった浜田が野球をやめたり留年したのにはなにやら"ケガれた過去"があるらしい。つまり、浜田の留年の理由はただの"バカ(=勉強ができない)"ではなく、なにか他の理由があった模様。
リトルリーグ肘になるくらい球を投げてたってことは、つまり浜田は投手やってたってこと?そうとも限らない?
その頃、阿部と三橋はベンチで明日の試合に備えて作戦会議を開始。各打者の攻め方を説明しようとする阿部。正座で縮こまる三橋。
阿部「各打者の特徴は覚えてあるだろうな!?」
ピシャアと雷を落としながらすごむ阿部と青ざめる三橋。
阿部「オイ データ渡してから1週間経ってんだぞ!やる気…」
"…あるのか!?"と言いそうになって『いや、こいつはやる気はあるんだよな』と気付く阿部。
阿部「いーよ、じゃあ今からレギュラーの得意コースと不得意コースだけ頭に入れろよ。それならこの1枚だけだからさ」
データを眺める三橋…だんだん、うつらうつら…と居眠りしそうになる。そんな三橋に青ざめる阿部、ベンチをガンッと足で蹴っ飛ばす。
阿部「はーい起きてくださーい!」
起こし方怖ええええwww
いや、あの、それはさすがにDVですからっ。それじゃあなたDV女房ですからっ!大事な試合の作戦会議中に居眠りされてイラっとくる気持ちはわかるけど暴力はあかんで。直接殴ってなくても物蹴っ飛ばして脅したらそれはDVになるんやで!?
それから物を大切にしてください!そのベンチだってもしかしたらモモカンが自腹で買ったものかもしれないやん!
でもこのシーン、アニメで中村悠一さんの声で聞くとなぜかとってもキュンとするシーンになってるんです。Sッ気たっぷりの阿部隆也(CV:中村悠一)になぜか胸がときめくの。私がマゾなんだろうか。いや中村悠一マジックだ。私はマゾじゃないぞ。皆さんもぜひアニメをご覧ください。
ガタガタ震える三橋。(そらそうなるわ)
「なんか大きい音がしたね?」と焦る栄口。「いくか?」と阿部と三橋の間に入るべきか訊ねるする巣山。無言で焦る西広。
三橋「で、も、オ、レは、投げる、だけ、で…」
阿部「だからその投げる時にさ、打者の好みくらい知ってねーと、内外どっちがよりヤベーかわかんねェだろ?」
ベンチの外では阿部と三橋の様子を見ながら「いや待て」と巣山を止める栄口。
栄口君、心労が絶えないねえw そしてコミュニケーションに難ありの西浦バッテリー(※三橋だけじゃなくて阿部もコミュ力の低いからね…)を見守ってくれるチームメイトの優しさプライスレス。
三橋「知ってても考えない」
阿部「はあ?」
三橋「阿部君が、かまえたトコ、投げる、ダケ、だ、から」
ガタッと頭を伏せて悶える阿部。
阿部「そーだとしても!こんくらいは把握しててくんなきゃ打合せが虚しいんだよ!10分で覚えろ!ヨーイ……どん!」
まあ、確かによくよく考えたら阿部って三橋に首振り禁止してるじゃんね。どんな球要求されても拒否る権利がなくて、すなわち配給に携わることが許されないなら、じゃあ何のために各打者の好みをわざわざ覚えなきゃいけねーんだ?三橋の言うことそんな間違ってない気がしてきたぞ。
三橋以外投手なら打者の好みのコースを要求された時はコントロールや球威に気を付けて気合入れた球投げなきゃとか調整するのかもしれないけど、三橋の場合はそういう調整も必要ないし。
阿部は『そりゃオレがそーしろっつったんだけど、改めて言われると嬉しいもんだな』と頬を染める。
うーーーん。嬉しいのかー。そうかー。
中学シニア時代に榛名に自分のリードを全く尊重してもらえなかった阿部君からしたら今自分のリードに完全に従ってくれる三橋の存在は自分が認められてる感じがしてスゴイ気持ちいいんだろうね。
でも、なんか、それってバッテリーとして力関係が不健全に見えるけどな。三橋を一方的に服従させて支配下においてる独裁者阿部って感じ。他人を服従させて喜ぶの、どうかと思うぞ。嬉しがってる阿部には悪いが読んでるこっちは複雑な気持ち。
阿部『それにこいつが言うと重さが違う。こいつはホントにオレの要求したトコへ投げられるんだ。しかしさすがのこいつもコントロールに関しては自信があるんだな。投げる舞台も、投げる相手もカンケーないみてェに―…。"自信"ていうよりオレへの"信頼"か。信頼されるって嬉しいけど責任重大なんだ。』
あーまーそうね、"信頼"というより"盲信"に近い気がするけど、少なくとも阿部の配給能力を高く評価して信じているのは間違いないね。三橋は中学時代は自分で配給を考えて投げた上でバカスカ打たれまくってたわけで、それが阿部のリードに従うようになった途端に勝てるようになったんだもの、そらもう阿部に丸投げしたくなるよね。その上首振り禁止令をしかれてるんだもん。オレはただリードに従って投げるだけってなるわな。
10分で覚えられなくでフグフグ泣きそうになる三橋を見て再びピシィっと青筋を立てる阿部。
阿部「なんだってこれぐらいのことが覚えらんねえんだよ!」
バァンとベンチを叩く阿部。
うわ、またDVだ!お前そーゆーとこホント良くないぞ!
阿部「ちったあ工夫しろよ!名前と関連付けるとかさあ!」
その様子を見てる巣山と栄口。巣山は「だいじょぶ、なのか?」とハラハラしてる。栄口は「……多分」とドキドキしてる。
うーん、大丈夫じゃないと私は思うんだけどwいくら阿部隆也にしてもちょっと今回はやりすぎだよ。てか首振り禁止してて配給は全部自分で考えるつもりのくせに何のためにこれを三橋に覚えさせてんのかマジでわからん。
一方その頃の桐青高校。「明日から本番だ!」との全員で気合を入れる。
夏大2回戦(対桐青戦)当日。
どんよりとした雲。今にも雨が降り出しそう。降水確率80%らしい。試合終わるまでの2時間降らずにもってくれるかどうか怪しいところ。
西浦高校野球部は野球場のグラウンドで今回の打順発表。
【打順】
1番:泉、2番:栄口、3番:巣山、4番:田島、5番:花井、6番:沖、7番:水谷、8番:三橋、9番:阿部
阿部は三橋を呼んで手を貸せという。阿部の左手に右手を合わせる三橋。栄口と花井はその様子を見ながら内心『お手だ』と思ってる。
お手だと思われてるwwww三橋ポメラニアンみたいだもんね。
阿部「おー冷たくねーな」
三橋も上機嫌で「昨日はイッパイ寝たよ。朝もパッと起きた!」という。阿部も「へえ」と感心した顔。
三橋「それでご飯食べて、あ、さっきバナナ食べたよ。お弁当もある、忘れてない……忘れものはなくて……あと…えっと…?」
いつも以上になんか色々喋る三橋。阿部は「何の話?」と困惑。田島が「今日は調子がいいって話だろ」と三橋語を通訳しながら三橋の肩に腕を回す田島。意味が分かって納得する阿部。
田島三橋コンビは今日も仲良しでかわいいね、微笑ましいね!
モモカン「準備万端ね!さあ、はじめましょう!」
<第11回終了>