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おおきく振りかぶって 原作漫画感想 8巻 <第16回>


<第16回 / あらすじと感想

桐青戦の夜、埼玉の三橋家から群馬の家に帰ろうとするルリ。寝ぼけ眼のままルリの見送りのために玄関に立つ三橋。
ルリ「次平日だから応援来られないけどがんばってね」
三橋「…か……のう…君に……か」
ルリ「! 自分で言いなよ!」
三橋「う〜〜」
さすがルリは三橋語スラスラ分かるのねっ!三橋は叶君に西浦が勝ったということを伝えてもらいたかったみたいです。
三橋『いいよ、あとで琉に』
ルリ「琉に頼んだってだめだからねぇ!私がやめさせるもん!」
三橋「ううう〜〜」
ルリちゃんスゲー!!三橋のことお見通しだ!
すぐに弟の琉にメールするルリ。
ルリ「はーい送信しましたー。もー自分で言うしかなーい!」
三橋「う〜〜〜っ」
このコマの三橋、阿部がよくやる悔しそうなちょっとイラっとしたような、なんだか三橋にしては珍しい表情してます。ルリ相手だと三橋ってこういう顔もするんだァ。
三橋母は中学時代の三橋の事情を知らないので「何を言うの?どうして自分で言わないの?」とさっぱり状況がわからない。
三橋「…んでも、ナイ」
同時にルリは三橋の顔と喋り方のマネをする。そんなルリに呆れたような顔をする三橋。三橋母は車でルリを群馬まで送るため「行こ!」とルリを呼ぶ。ルリはくるりと三橋の方を向いて「じゃーねレンレン!」と三橋がその呼び方を嫌がってるのを知っててあえて呼びかける。ぐ…っとなる三橋。
ルリwwこいつなかなかイイ性格してるぞw
ルリと三橋母が去った後、三橋は1人でぼそりと「レンレンって言うな」と青ざめてる。

三橋は自分が勝ったことを改めて認識する。三橋は叶に勝ったことを言いたい、そしてイロイロ話したいと考える。

中学時代の三橋の回想
雪が降る中コートを着て立っている叶の姿。
叶「お前、ホントに高等部行かないのかよ」
三橋「……うん」
叶「……、埼玉でも野球やるんだろ」
三橋「……」
叶「やめんなよ。絶対野球部入れよ。お前が今までやってたのは違うんだよ。今やめちゃダメだからな!」
雪の中立つ三橋は俯いて腕で涙を拭う。
うわああああああ、泣ける!!そんなやりとりがあったのか。この頃の三橋は野球やめる気だったんだよな。それが西浦で阿部に出会って、田島に出会って、他にもいい仲間に囲まれて、今日はあの桐青に勝ったんだ!よかったよぉ。

三橋『――……野球はやめなかった。けどオレ全然中学と変わってない。投げられないなら替われって言われてもマウンド降りられなかった。修ちゃんは先輩に交じってなげたんでしょ。自分が投げていいのか――って思わなかった……?』
自分がダメだった頃から変われてないって気付いた時ってへこむよね〜。
でも三橋がマウンドに執着してるのは別に悪いことでもないと思うんだけどな。投手やってんならそりゃエースやりたいしマウンド登りたいでしょ。三橋がホントにダメならモモカンが絶対許さないし、練習試合だって三橋が全部投げるって最初そう意地張ったのをモモカンと阿部が認めなくて最終的に三橋も納得したじゃない。三橋が自分からマウンド降りるって言えないのは別に悪いことじゃないと思うよ。
とはいっても中学時代にチームメイトから降りろと言われて降りなかったことに罪悪感を抱いている三橋はそうは思えないんだろうけど。でもそれは三橋に自主的に降りろって言ってきたチームメイトが間違ってんのよ。だれが投手やるかは監督が決めるんだから監督に言いなさいよね。三橋に自主的に降りさせるなんて酷な話よ。しかもそのせいで三橋は自分がマウンド譲らなかったことがトラウマみたいになっちゃってるし。畠めェ…!

翌朝、モモカンの予感の通り熱を出す三橋。花井母に電話で伝える三橋母。今日は西浦高校は球技大会の日らしい。三橋は昨日マウンド降りなかったことでみんなと顔合わせづらいと思っていたから熱出てよかったとちょっと思ってしまう。

場面切り替わって学校。阿部は泉を呼び止めて三橋が来てるか訊ねる。泉は「今日は休みだって」と答える。
阿部、同じクラスの花井から話聞いてないの?花井は朝に花井母から三橋が熱出したことを聞いてるはずだけどな。花井はそういうの阿部に伝えないの?あの阿部に?絶対知りたがるのに?
阿部はサッカーもう負けたから昼休みに三橋に会いに行くと言う。泉は1人で行くのかと問う。
阿部「や、花井もなんか渡すもんあるってから……」
え?まって?じゃあやっぱ花井から三橋熱出したの聞いてるよね?なんでわざわざ泉に訊いた?念のため三橋と同クラの泉に来てないことを確認ってこと?熱下がって途中から来るかもしれないから?
田島「阿部も昼三橋ん家行くの!?」
阿部「"も"ってなんだよ」
田島「オレも食いに行くよ!」
阿部「食いにって何?」
田島「今日カレーだもんな!メシ炊いとけって言った?」
阿部「メシィ!?」
田島「4人行ったら足らないかもだろ!」
阿部「4人てなんだよ4人て!!」
前提を吹っ飛ばして一方的に話す田島の意味が分からなくてキレる阿部。泉が「今日の三橋の昼飯がカレーだからオレらで食いに行こうって話をしてたところなんだ」と話の前提を阿部に説明する。
いや確かに田島は前提の説明してなくて脈絡ないけど"阿部も行くの!?オレも食いに行くよ!"って言った時点で田島も三橋の家に行く気なんだってわかるし、"今日カレーだもんな"って言ったらカレーを三橋の家でごちそうになる気だってわかるよ。阿部は日本語力がなさすぎるぞ。そんなんで現国の授業はちゃんとできてるのか?
そして泉君も、そういう話になってるなら阿部が昼に三橋に会いに行くと言った時点でなぜそのことを言わないんだよw
そんでもってここのコマ、取っ組み合いしてる阿部と田島がかわいいw
阿部「……、メール返ってきた?」
田島「きたよ!今日はカレーだよ!阿部ってすぐ怒るよなー」
阿部君、メール返事きてないのかw
ここで通りすがりの女子が「野球部!昨日見てたよ!また行くねー!」と声をかけてくれる。田島が「うおい!ありがとーー!」とにこやかに対応。
阿部「……、あのさーお前らクラスで何話してる?」
泉「はあ?」
阿部「休み時間とか……」
田島は休み時間は早弁してて、昼は残りの弁当食べて、もうなくなってる時は悲しくなるという。泉も同じで、食べてない時は寝てると言う。7組も同じ感じらしい。
え?そうなの?運動部の男ってそんなもん?ほぼ会話してねーってことじゃん。
田島は「もう三橋の家行っちゃおうか!?」と言い出すが泉に「浜田の応援いくとこだろが」と窘められる。2人に一緒に付いていく阿部。バスケで活躍する浜田。女子が「あ、団長の人だ!」と注目してる。阿部はそんな様子を見て『三橋も明日から色んな人に褒めてもらえてちょっとは自信持つかな』と考える。
阿部の頭は三橋でいっぱいだなぁ。夫婦(※バッテリーの意)だから旦那を気にかけるのは当然…というのを考慮に入れてもそれにしても三橋のことしか頭になさすぎる。
阿部は三橋がキモクビクつくのがムショーに腹立つらしい。『田島とかとは普通にしゃべんのに』と不服。
そらあんたの物言いが怖いしすぐキレるからだよ。
阿部『そういやオレにメール帰して来ねェしよ。ひょっとしてオレ……嫌われている……イヤイヤ、三橋はよくわかんねえ』
嫌われているという考えが一瞬よぎるが、否定する阿部。
wwww
嫌われてはないよお、怖がられてはいるけどw

一方三橋家。横になっている三橋のケータイが鳴る。阿部君からだったらどうしようと青ざめる三橋。メールはルリから。「叶に言った?私から言おうか?」と訊ねるルリに三橋は「自分で言う。昨日はありがとう」と返信。時刻はもうすぐ12時。田島と泉が来る時間だと考える三橋。そこに再度ケータイが鳴る。ルリの返信かと思いきや画面の表示は"阿部隆也"。キャーとホラーのような悲鳴を上げる三橋。
三橋は阿部隆也をなんだと思ってるんだwww
タオルを頭にかぶって『どどどど、どうしよう。さっきのメールもまだ返してないのに』と怯える三橋。
阿部の1通目の手紙の内容「昨日の試合のことで話がある」
いや阿部のメールこわいわwwwこりゃ確かに何言われんだって思っちゃうよ。
三橋はマウンド降りなかったことを叱られると勘違いしている。怯えながら2通目のメールに目を通す三橋。
阿部の2通目の手紙の内容「昼にオレと花井も行く」
主将もつれてオレを叱りに来るんだと勘違いする三橋。逃げようかと思ったところに玄関のチャイムが鳴る。田島が何度も玄関チャイムを押す。止める泉。阿部は三橋に電話をかける。…すると玄関口から電話の着信音。三橋が玄関を開けて「いらっしゃ〜い」と迎える。阿部は三橋を見てすごい具合悪そうだと心配。田島はもうカレーに夢中な様子で他人の家とは思えないくらい遠慮なく三橋の家に入っていく。
田島「あっ、そーだ。今日朝期末返ってきたぞ」
三橋はそれを聞いて青ざめてフラッとする。倒れこむ三橋に驚く花井と阿部。
田島「赤点はなかったぜ!」
安心する三橋。そんな三橋を心配そうに眺める花井と阿部。
このコマの花井と阿部がシンクロしてておもしろいw
三橋は「カレーいっぱいあるよ」と皆をキッチンの方へ案内する。阿部は三橋に体重計に乗るように指示。泉は『阿部はえばってんな』と内心思ってる。
えばってるよねえ。
田島は昨日の最終打席でシンカー打った時に右手を痛めたらしい。左手でカレーを混ぜる田島にまぜるの代わるという泉。
阿部「三橋何キロだった?」
三橋「ごじゅっつ……キロッ」
阿部「50キロ!!?てめえ3キロも減ってんじゃねーか!!!」
思わず怒鳴る阿部、『こうやって怒鳴るからオレ嫌われ…』とはっとする。三橋と普通に会話しようと考えた阿部、三橋は食べ物の話が好きだからと「オイ昨日何食った?」と訊ねる。しかし三橋は『なにか食べたらいけないものを食べたんだっ』と思って「ゴメンナサイ」と謝る。阿部は会話にならなくて「はああ!!?」とキレる。
いや「オイ昨日何食った?」っていう訊き方が悪いって!問い詰めてるようにしかきこえねえよ!
田島に「三橋皿どれー」と聞かれてソロリと阿部の前から逃げる三橋。
阿部「あいつ見てるとたまにぶんなぐりたくなるのはオレだけ!?」
怒りで震える阿部。「いーや!」と答える花井。
でも三橋見てイライラするのは西浦じゃ花井と阿部だけだと思うぞ。お前らが気が強すぎるというか血気盛んすぎるだけじゃね?三橋のことビクつかせてるのは阿部本人だし。
阿部『……でもこいつが誰かを嫌うことって全然ないんだよ。そこがわかってるとなんとかっ、耐えられるっ』
必死に耐えてる阿部を見て呆れる花井。花井は花井母から三橋母へのプレゼントを持ってくる。内容は昨日の高校野球ニュースの録画DVDと今朝のさいたま新聞。DVDはカレーや各自のお弁当を食べながら今見ることに。恒例の「うまそう!」の掛け声の後、食事開始。阿部は三橋を見ながら『食欲はあるな』と観察してる。再生しているDVDでは武蔵野第一が勝ったというニュース。
三橋「スゴイ」
阿部「順当だろ、Cシードだぞ」
三橋「だ、う」
なにかを言いかけて言わない三橋にイラアッとする阿部。そんな阿部に三橋も田島すらもびっくり。
泉「…"だ"?」
三橋「…だっ、て、オレたちも、かっ勝った、でしょう」
ニイと笑う他4人。
花井「シードったって順当の一言じゃ片付かねえよなァ」
三橋「う、う、うん」
なんてったってシード校に勝ちましたからね、西浦は!
阿部は「なんでうちが勝ったと思う?」と三橋に尋ねる。
三橋は『みんなが打って点が入ったから。オレは4点取られてしまった。投げられなくなってもマウンド譲らなかった。"ホントのエース"になろうと思ったのに、全然変われてない』とネガティブ思考に陥る。答えない三橋を睨む阿部。花井は「下向いてるやつにらんでんなよ」と阿部に言う。
花井は昨日の9回裏で三橋に声かけた時に三橋が特別なことみたいにビックリしていたのがなんだかムカつくらしい。あんなのは当たり前のことなのにいちいち驚くなと感じるらしい。その他にも三橋が小さくなって食べてるのとかもムカつくし、阿部がキレなきゃ花井がキレてた場面はいっぱいあったとのこと。
え〜私は花井みたいなリーダーシップのあるタイプじゃないからムカつく気持ちがわからねえ。声掛けして投手が喜んでくれたら嬉しくないか?はっきりしないウジウジした態度がムカつくのかなあ。でもそれも中学時代にイジメにあってたことを考えたら同情や共感こそすれムカつきはしないや。ま、血気盛んで気が強くて監督相手にも物怖じしない花井にはわからないよね。
花井は中学で三橋に会ってたら間違いなくイジメ側に入ってたから出会いが高校でよかったと考える。
野球部初対面の時、三橋の投球みて「おせ」とか言ったり「デカいの打てちゃうけど」と舐め腐ってたもんね。あの時は花井がこんないい奴だとは思わなかった。

田島は三橋になぜ西浦高校に来たのかと問う。三橋は母親の出身校だからだと答える。それから交通費がかからなくて制服代もないから。田島もソレが理由の一つらしい。三橋は「うちお金ないみたいだ。三星学園は無料で通わせてもらえるから、三星以外なら西浦だけ許可が出た」と言う。阿部は『金ないわけないじゃんか。三星行かせるための方便だろ』と考える。
そらそうだ。こんな豪邸住んでて、両親共働きで、しかも母親は大学教授で、一人っ子だもの。経済的には余裕あるはずよ。父親の実家も裕福だし。
三橋は評定×だったから西浦はいるためにすっごい勉強したらしい。それをきいて『あの三橋が勉強を!よっぽど三星をでたかったんだな』と目に涙を浮かべる泉・花井・阿部。
三橋は努力できる子だし集中力もあるから勉強もやる気になればできるよ!!
田島はチャリ通圏内の他の高校からも誘いはあったけど、中学の頃に曾祖父が倒れてしまった時に一人で家で待ってなきゃいけなくて怖い思いをしたから次そういうことがあっても自宅に救急車が来たことが分かる西浦に決めたという。田島も評定×だったからすごい勉強したらしい。
田島も集中力あるし、地頭いいし、やる気さえあれば勉強できるよね!
花井はレベルと通いやすさで選んだらしい。
花井は野球部初対面の時「別に野球じゃなくてもいいし」とか言ってたよね。当初はそこまで野球に本気じゃなかったのかな。
泉と阿部はグラウンドもチェックしてから決めたそう。
阿部は春休みから来てたって話をモモカンから聞いてたし、阿部の性格からしてグラウンドの設備とかもチェックしてそうだと思ってたけど、泉もグラウンドチェックしたんだ。じゃあ泉も硬式野球部新設と聞いて西浦おもしろそーって選んだクチか?
ここで篠岡も阿部・栄口と同じ中学出身だと発覚。それに気付いてなかった阿部。
さすがの阿部君だわ…。いや公立中学は生徒数多いから全員の顔覚えてなくてもしかたないのかなぁ?

ここでDVDを流しているテレビから西浦高校の勝利のニュースが流れる。「1年生投手三橋踏んばりました!!」と名前を読み上げられる三橋。三橋は『自分は4点も取られらのにテレビで名前読み上げられてスゲェヤなヤツだ』と青ざめる。
んなことねーってw
三橋『そうだ、今日はみんなオレを怒りにに来たんだからおとなしくしていてもダメなんだ。』
泣き出す三橋。花井は焦りながら「オレなんか言った?」と問う。
三橋『泣くと余計うざがられる。言われる前に――……』
グイっと涙を拭う三橋。
三橋「昨日は勝手してすみませんでした…!」
頭を下げる三橋。
"勝手"の意味がわからない花井と泉。
三橋「阿部君に替われ…って、言われて…も、オレ……」
阿部「アレはウソだよ」
ウソときいて気が抜ける三橋。
阿部「んなことよかバックホームを躊躇したことのほう気にしろよ」
三橋「ゴ、ゴメンナ、サイ」
阿部「もーぜってーすんなよ。オレも傷つくからさ」
まー自分が吹っ飛ばされるからバックホームできないって言われたら阿部としてはプライド傷付くわな。ブロックする技術や体格が自分にはないって言われたようなもんだからな。それはつまり阿部の捕手としての能力を信じてないってことだし。でも阿部も吹っ飛ばされないくらい身体デカくしなきゃだめだぞ。
傷つくと聞いて再度三橋は「…ご、めん、な、さい…」と謝る。
阿部「…まーわかりゃいーよ」
たぶん三橋は何がそんなに悪いかわかってないけど悪いってこと自体はわかったようなので今はそれでよしとする阿部。三橋はじゃあ阿部の1通目のメールは何の意図だったのかと問う。阿部は「アレは昨日ダウンもしないで帰ったからどーしたかと思って…」と言いかけて「つか、おめそのメール見てんじゃん!!なんでオレには返信してこねーんだよ!!」とウメボシをかます。
三橋「おこっ、おこっ、おこっられるっ、と思っ…」
阿部「おっこんねーよ!!!」
花井『それは怒ってんじゃねーのかよ』
花井の意見に激しく同意。てか阿部日本語下手すぎ。1通目のメールのあの書き方じゃダウンしなかったことを心配してるとはわからないよ。普通に「昨日ダウンしないで帰ったけど大丈夫か?」とか書けばよくね。三橋のこと日本語が不自由だって阿部は思ってるみたいだけどお前もそこそこ不自由だぞ。しかも、何言ってるかわからない三橋よりも相手に威圧感を感じさせる文章を書く阿部の方が三橋よりも質が悪い気がする。
阿部はとりあえず食後にストレッチをやろうという。マッサージはシガポに今日三橋の家まで来れるか聞いてみるという。もしシガポがだめなら整骨院などでマッサージを受けてくるように三橋に指示する阿部。田島は右手の怪我で医者に行く予定だったので一緒に行こうと三橋を誘う。一緒が嬉しい三橋。
※注意:以下に27巻のネタバレを含む感想を書きます※
実はこの病院でのマッサージを一緒に受けに行ったことがきっかけで以降三橋と田島はほぼ毎週月曜日のミーティング後は田島家で一緒にご飯を食べる仲になるのです!(時々、田島が三橋の家に行くパターンもあるとか)
しかも、田島家では来客のことを下の名前で呼ぶので三橋と田島も田島家にいる時と三橋家にいる時は「悠くん」「レン」と下の名前で呼び合うようになり、三橋家には"田島用のコップ"まで誕生するという。
なんなの!?なんで学校では「田島君」と「三橋」に戻すの!?二人だけの秘密なの??三橋は叶のことも中学入学前は"修ちゃん"呼びだったのが中学では"叶君"になってるので周りに影響されるタイプなんだなって思うけど、田島はそんなタイプには見えないぞ!?しかも田島家にいる時は田島の家族がいるから彼らの「レン」呼びに合わせるのもわかるけど、田島が三橋家に遊びに行って二人きりで過ごしてる間も「レン」呼びだったっぽい。
絶対に田島は意図的に「レン」呼びを周囲に隠してたって!ねえそれってどんな気持ちからくる行動なの?自分たちだけ名前呼びが恥ずかしいの?それとも特別感があって嬉しいからみんなには秘密なの!?
※ネタバレここまで※

泉は昨日の試合後の反省会の内容をまとめたノートのコピーを三橋にくれる。恐る恐る読む三橋。
西浦ーぜのみんな(阿部以外)が投手である三橋のことを褒めている。ブルブルと喜びに震える三橋。「こんなの普通だぞ。だれも特別いい人なわけでもねーっての」とみんながいい人だから褒めてんじゃないと伝えてくれる泉。花井も「オレたちは普通に野球やってるだけ!」と言う。中学の終わりの雪の中で叶が言った言葉「お前がやってるのは違うんだ。ここでやめちゃダメだからな!」を思い出す三橋。
みんなが三橋をほめる一言を書く中で三橋に言及しない男が1人。
>阿部:ギリギリの試合はもうやめたい
阿部テメェ…!お前も三橋のこと一言くらい褒めろよ!三橋に自信を持たせたいって思ってるくせに、三橋がどれだけふんばったか、限界超えながらも根性で投げ切ったことを誰よりも知ってるのは阿部君のくせに!なんで一言くらい投手を褒められねえんだよ!そういうとこだぞ、おまえ!

食休み終わって阿部と一緒にストレッチする三橋。
三橋の身体がすげー柔らかいw

食後、学校に帰るみんなを玄関先で見送る三橋。皆が去った後『こんなにうれしいのが普通なのか』と顔を赤らめている。『修ちゃん(叶)と話したい』と思う三橋。そこにちょうど叶から「勝ったぞ」とメールがくる。感激して涙する三橋。「オレもみんなで勝ったよ。野球やっててよかった。修ちゃんありがとう」と返信する三橋。
三星学園のグラウンドの物陰でケータイを弄ってる叶。三橋のメールの"修ちゃん"呼びに『ガキの頃に戻ったみてェ!』とニッとわらう。叶は心の中で『次も頑張れよ、廉!』と名前で呼びかける。

夜、桐青高校の利央が家に帰ってくる。そこに兄の呂佳が「いよう負け犬」と声をかける。「みんながんばったんだからその呼び方やめてよォ」という利央の頭をつかむ呂佳。
呂佳「甘えたこと言ってんじゃないよ。そんな根性だからお前は美丞に誘わなかったんだよ!こんなんがレギュラー候補じゃ来年も桐青は初戦負けだな!!」
ヒデエ兄貴だな。
うう〜っと泣き出す利央に呂佳は「美丞大狭山のみんなとカタキをとってやるから西浦との対戦データもってこい」と要求する。
呂佳「それから田島に連絡とって落とし穴にでも落としてやれ」
戸惑う利央。
落とし穴に落とすって何!?確かに利央は田島のメアド教えてもらったけど、変なことに使わないでよね!?

<第16回終了>