ソフのたまねぎ ※本サイトは各作品のネタバレを含みます

おおきく振りかぶって 原作漫画感想 9巻 <第18回前半>


<第18回前半 / あらすじと感想

浜田「……ダメ、スか」
シガポ「ダメだね」
平日に行われる夏大2回戦の応援に行きたい浜田たち応援団。しかし、応援団は部として正式に認められていないので授業を休んでまで応援に行くことは許可されなかった。肩を落とす浜田にシガポは桐青戦の応援は100点だったと言う。そして、「みんなも感謝してるよ!お前のいないところで終わったりしないって!」と励ますシガポ。
シガポはいい教師だな。
チアガールをやりたい女子2人は次勝つの待ってたら間に合わないからもう衣装を作り始めると言う。顔を赤らめて楽しみにする浜田と梅原。

試合観戦後、ランニングしから学校に帰ってきた西浦野球部。田島は汗でびしょびしょになった服を全部脱ごうとしている。
花井「たじまあ!!パンツ脱ぐなら道から見えねえトコ行けっつってんだろ!!」
青ざめながら田島を叱る花井。
花井「てめー何度も言わせんなよ。ご近所さんに通報されるぞ!!」

そんな道から見えるところでパンツまで脱ぐの!?それはあかんて!いくら田島君でもあかんよ!篠岡もモモカンもいるしご遠慮くださいっ!篠岡はこんな環境にいて大丈夫なのか?

水道で顔を洗いたい三橋は水谷の後で順番待ちをしている。そこに阿部が背後から「キツソーだな」と話しかける。ドキンとする三橋。
なんでお前はいつも背後から話しかけるんだ阿部w
三橋はなぜか「きつくないよ!」とウソをつく。「ゼーハーしてるじゃん。見りゃわかることどうして隠そうとするんだ?」と理解不能な阿部。すると三橋は今度はゼーハーしてるのを隠そうとして息を止める…が、堪えきれずぶはーっと息を吐き出し、またゼーハーする。
阿部『こんなマヌケってあり?』
おバカな三橋に青ざめつつ、ドン引きしつつ、イライラして感情が大忙しの阿部。「炎天下なんだからみんなバテてるんだし別にいいじゃん」と隠さなくていいという阿部。三橋は「……そ、か」と納得する。しかし阿部は「つってもお前のもともとの体力考えたら今のダメさわかんだろ?」と指摘。
そういうダメ出しをするから三橋は隠そうとしたんだろ〜。わざわざそんなこと言うなよ。
でも1500mのタイムは三橋は田島に次いで2位らしい。
1500mって長距離走ってことっすよね?じゃあ持久力は他のメンバーよりいいってことじゃないの?それってつまり体力あるってことじゃないの?じゃあなんで"今のダメさ"って話になるんだ?よくわからん。え、1500mって短距離走扱い?じゃないよな?
また息を止めてゼーハーしてるのを隠そうとして堪えきれず、ぶはーっと息を吐き出す三橋。阿部は「2回もやることかっ」とウメボシを食らわせる。ここで篠岡が今日は差し入れでバナナプロテインジュースがあることを皆に伝える。わっと篠岡の周りに集まる田島と水谷。三橋も涎を垂らして物欲しそうにそれを見ている。阿部は「アンダーを変えてからいけ」と指示。
三橋、水で顔を洗う予定じゃなかったのか!?阿部が話しかけたせいで結局顔洗ってないぞ?それとも水を飲みたかったかな?
阿部は『声のデカさとかじゃなくてもっとこう…根本的なトコで通じてない気がする』と考える阿部。
うん、なんか、阿部君は三橋のこと大事に思ってるんだけど、それを表現するのが下手だからなァ…。三橋は自分に自信がないからダメ出しされると萎縮しちゃうしさ。阿部ってすぐ怒るしさ。言い方がキツいしさ。そういうところじゃないかな。

試合観戦後のミーティングを開始する西浦ーぜ。
<守備>
 意見
 ・5番は注意。飛距離がスゴイ。
 ・1〜4番もよく出塁していた。5番の絡まない得点が半分ある。
 ・4番も地味に2点得点を入れている。
 結論
 ・左打者は9番のみなので左側は守備練時に意識すること(泉・巣山・水谷)
 ・崎玉は進塁の判断甘いので牽制を洗いなおすこと(三橋・阿部・栄口・巣山)
 ・3回戦の守備位置でのバント処理/フライ処理/守備連携を確認(全員)
<攻撃>
 意見
 ・まずは田島が出塁すること。
 ・花井は打つこと。
 ・投手左だから一塁ランナーは注意。
 ・キャッチャーからの牽制注意(=ランナーコーチが注意。球のありかを常に確認)
花井から「この打順じゃまず田島が出ることだな」と言われて「じゃ、花井は打つことだな」と返り討ちにする田島w

ここまで意見が出たところで阿部が「次はコールドにしてほしい」と言う。驚くメンバー。阿部曰くこの調子で試合が続いていけばはうちは三橋から崩れてしまうと言う。三橋をもたせるために今回はコールドを狙いたいと言う阿部。
三橋「…、……オ、オ」
阿部「"オレ、投げれる、よ"だろ!」
三橋の声マネをする阿部に周囲は「似てねえw」と笑ってる。
花井「…え、あのさ、狙ってやれるならやりてェよ、だってふつーにそのーが楽だしな?」
阿部「だから狙おーよって話してんだよ」
モモカン「うん!いいかもね!崎玉は得点も多いけど、失点も多いでしょ。こっちが点をやらなきゃそう難しい話でもないよ!」
阿部「向こうはデータ持ってないだろうから、一巡目で点取るのが効率がいいし、向こうにショックも与えられると思う。1回に2点ずつ取りゃいいんじゃねぇか。」
花井「5番はどうすんの?」
阿部「5番は敬遠する」
うおっと反応するチームメイトたち。

巣山「はっきり敬遠するのは向こうのやる気を削ぐためか」
阿部「おー。崎玉は5番が精神的支えになってんだろうからな。そいつが勝負さしてもらえないとなりゃベンチが腐んだろ。そしたら5番以外の動きは鈍るぜ。
モモカン『よく見てるよねェ〜〜。味方ベンチの雰囲気よくすることは誰でもが考えるけど、相手のベンチ腐らせるって高1男子の発想かね!?』

阿部隆也は恐ろしい男だよ。モモカンすらも感心してるじゃない。こいつ絶対敵に回したくない。参謀という名にふさわしき男。
コールド勝ち狙いに乗り気のみんな…ただ一人花井を除いて。
花井『それって4番(オレ)がしっかりしなきゃじゃねーの!』
プレッシャーに感じる花井、覚悟を決める。
花井「コールドやんぞ!」
みんな「おおおっ!」

ミーティングが終わってキャッチボール開始。三橋はいつもキャッチボールの相手が決まるまで緊張気味。
わかるわぁ。学生時代「2人組作って〜」って言われると毎回ハブられないか内心ビクビクしてたわ。
そんな三橋に栄口が呼びかける。一安心する三橋。
このコマの三橋がめっちゃかわいい。
栄口は先ほど三橋が何か言いかけてたことを気にかけてくれている。
栄口「何か言いかけてなかった?"オレ、投げれる、よ"だろ!どーせ!みたく阿部に言われてた。」
ここで阿部が「何?」と背後からひょいと登場する。
お前ホント背後から登場するの好きなw
栄口「三橋が何か言いたそうかなと思ってネ。あ、なんもないかも。ないならいーんだ。」
阿部「はあ?なんの話!?」
栄口「なんでもないよー。説明するのメンドクサイ。」
三橋「…オ、オレ……さ」
話し始めた三橋に『お?』と思う阿部&栄口の2人。

三橋「前の試合、阿部君に、か……替われって言われて……」
栄口「あ〜〜言われてたね。でもあれは三橋を奮起させるための言葉で平たく言えばウソだろ?」
三橋「! わっ、わかった?」
栄口「何が?あ、ウソだって?それはまあ…」
阿部はビクつく三橋を見てムカついて怒鳴ってしまわないように目をつぶって話を聞いている。三橋はそんな阿部を見て『アレ、阿部君、ねてる』と思う。
ねwてwるww
目をつぶってる阿部隆也の顔もかわいいし、寝てると勘違いする三橋もかわいいw
三橋「……オレ、わかんなかったから、いう通りに……しなかったこと、後悔……」
栄口「はは、スゲ迫力で怒鳴ってたから当人は真に受けるかも」
三橋「……後悔、してもまた、やっちゃうことってある……かな」
栄口「え、そりゃいっぱいあるよ」
三橋「……」
俯く三橋。
栄口「……ああ、次言われてもマウンド降りないかもってこと?」
阿部「!」
思わず目を開ける阿部。

三橋「……あ、阿部君、が、ダメって言ったら、そん時、は、もうオレダメなんだ。だから、だけど……、………、でも、…オレが…っ、ゆうこと聞かなかったら……オレの球、もう捕らないでほしい。そうすればオレ、目覚めるはずだ。オレが一人で投げても、イミ、ないんだから……!」
そんなこと考えてたんだ、三橋…。自分がダメな状態になって、阿部に降りるように言われて、それでももし自分が言うこと聞かずにマウンド降りなかったら、そのせいでみんなに迷惑かけたら…そのせいで負けたら…ってそういう状況に陥ることを恐れて、もしそうなったらどうやったら自分が目を覚ますかって一生懸命考えた対策が「オレの球もう捕らないで」だったの…。そんなことを考えていた三橋がどんなつらい気持ちだったか考えると涙が出てしまう。
栄口「あのさ、念のため言うけど、"三橋が崩れたら負け"ってのは、"三橋が崩れても交代しないから"じゃないよ?沖も花井もまだ公式戦どうにかできるレベルじゃないから、三橋が投げられなくなった時点でうちは負けたも同然―――って意味だよなあ?」
栄口君はフォローが適切だあ!!三橋に言ってあげなきゃいけないことちゃんと言葉にしてくれる。
阿部「あ?そうだけど?」
「そうだけど?」じゃねーよ!阿部のあの芝居のせいで三橋はここまで思いつめてたんだぞ!なんか思うところはないのか?三橋奮い立たせるために言ったあの言葉はあの時は確かに必要だったけど、三橋のトラウマ刺激したんだから後からちゃんとフォローしろよテメエはほんとに言葉が足りねえんだよ!
三橋はそう言われてようやく自分の勘違いに気付く。
栄口「だからそういうことのないようにしたいわけよ。なァ阿部!」
阿部「おお!」
ここで花井がキャッチボールしないでずっとお喋りしてる3人を叱る。栄口は花井たちが3人で回しているのでそこに交じると言って去る。
阿部「……あのさ、お前色々考えてんだな。」
三橋「う……、オレ、まちがえ……、また……、なんで、もう、言わない……」
阿部「ちっげえだろ!!もっと言えっつー方向だろーがあ!!!」
三橋の間違った結論にブチギレた阿部は三橋にウメボシを食らわせる。

栄口は、中学時代に徹底的に無視されていた三橋は自分が透明人間になったかのような気分で普段は過ごしていたんだろうと考える。でも野球の試合は投手が投げなきゃ始まらない。三橋はマウンドでだけは自分が"確実にそこに存在する"と感じられた。マウンドを譲ったら自分が居なくなってしまうと思って中学の三橋はマウンドを手放せなかった。
栄口『でも今日はマウンド譲るって言ったぞ!マウンド降りても居るところあるって思えたんならよかったな』
栄口君、いい人。そして中学時代の三橋の回想シーン(栄口の想像だけど多分合ってる)つらすぎ…。

夏大3回戦(対崎玉戦)の当日
じゃんけんで負けた花井、阿部・田島・泉に「絶対後攻とってこい」と言われていたのにマズイと青ざめる。しかしラッキーなことに相手は先攻を選ぶ。一安心。モモカンは花井に向かって「私は今崎玉の監督と主将を見てコールドできると思った!」と不敵な笑みを浮かべる。
モモカン「花井君は今日ヒーローになるよ!」

応援席では三橋母が浜田にメールで実況中継するつもりでケータイを触っている。今日は平日なので学生は応援に来られなくて観客席は静か。

【今回の試合の打順とポジション】
1番:ファースト田島、2番:セカンド栄口、3番:サード泉、4番:センター花井、5番:ショート巣山、6番:キャッチャー阿部、7番:ライト沖、8番:レフト水谷、9番:ピッチャー三橋

【1回表、崎玉高校の攻撃】
1番ライト田中はショートゴロでアウト。
2番サード杉田は栄口がジャンプアップしてキャッチで「アウト!」
ここのシーン!!!栄口君ちょーかっこいい!!!
花井はモモカンに言われた"ヒーロー"という言葉をプレッシャーに感じている様子。
3番レフト古沢はファーストゴロで田島がキャッチして塁を踏んでアウト。

【1回裏、西浦高校の攻撃】
1番ファースト田島
サードファーストが定位置にいることを確認してセーフティバント。1塁出塁。
花井は田島はバントまで上手くて感心するとともに自分の番が回ってくることを意識して緊張。

2番セカンド栄口
モモカンの指示で1ストライクまでは田島に盗塁を試みさせる。
1球目、ボール
田島が投手である市原の投球を観察しながらフォーム固まってないからまだクセはないと思考していると牽制球が飛んでくる。セーフ。でも今のは到底刺せそうにない状況だったしミスの危険の方がでかくてリスクが高い。阿部は『刺せない牽制する意味がわかんねェよ。ウゼー上に試合長引いてイライラすんぜ』とカッカッときてる。モモカンはキャッチャーのリズム確認出来て助かると思ってポジティブ。
モモカンってポジティブ〜!監督はこうでなくっちゃね。
2球目、投球開始と同時に走り出す田島。キャッチャー佐倉が牽制球をものすごい勢いで二塁へ投げる。ショートの小山(通称タイさん)は得意げに田島をタッチアウトにしようとするが、田島は一塁に戻っていてセーフ。1ストライク。
さすがの田島は判断が的確です。
ここからは正攻法でいくモモカン。
3球目、送りバント成功。一死二塁。

3番サード泉
泉に任せるモモカン。まかされたことにちょっと感動する泉。花井は泉が生きても死んでも自分は打って点入れなきだと力んでいる。
かなりプレッシャーに感じてるっぽいな。花井はちょっとメンタルが脆いよねえ。
泉『この3番はおいしいな。ランナー田島で後ろには花井がいて前向きになれるよ』
あたしゃ、あんたのそういう強気なところが好きだよ。
1球目、佐倉のリードに何度も首を振る市原。1番から3番に上がってきた泉を警戒しているので、まずはボールにしたいらしい。泉は遠いことに気付きながらも流し打ちすることに決めて当てる。ファールになると考える市原。しかし西浦にラッキーが働いてギリギリフェア。これは長打コース。
田島がホームに帰って1点目。泉も三塁まで進塁。一死三塁。
泉テメーカッコいいじゃねえか!

4番センター花井
モモカンからスクイズの指示。さっきまで『オレは打つぞ!』と力んでいた花井は気が抜ける。そんな自分が恥ずかしくなる花井。花井はスクイズだとばれないように打つ気満々という演技をしてみせる。
器用なことできるのね案外。
1球目、スクイズ成功。泉が帰って2点目。花井はアウトで二死。

5番ショート巣山
スクイズしてベンチに帰ってきた花井。うまく1点入ってよかったと一安心していると…
田島「満足してんなよ」
花井「……」
固まる花井。
花井「何が?」
田島「してんの?」
田島は三橋にキャッチボール付き合うと声を掛けに去ってしまう。
花井『……なにを?満足?なんで?1点入れたじゃん。そら上はあるよ。オレはアウトになってるし、ホームランなら2点入るしな?だって監督の指示がスクイズだったんだから――……スクイズの指示だされるようじゃだめってことか?でもさっきの場面ならモモカンは誰が打者でもスクイズじゃねェの?』
ここでふとある考えが頭をよぎる花井。
花井『田島以外ならな!』
きっと田島だったらスクイズの指示は出されないで打てって言われたんだろう。オレは田島と比べると劣るんだ…スクイズの指示を出されてるようじゃ4番としてだめなんだ…と花井感じたんでしょうか。かなり強張った面持ちの花井君です。
しっかし田島も花井には結構キツいこと言うねえ。怪我が理由とはいえ4番取られて悔しいんでしょうか。スクイズなら右手怪我してる田島でもできるもんね。怪我でバントしかできないから4番から外されたのに代わりに4番になった花井がスクイズで点入れて何か思うところがあったのかもしれません。次はちゃんと打つんだぞ、それが4番の役割だぞ、今のはまだまだ4番として充分な役割果たしてねえからな!って言いたいのかな。
巣山は三振。三死で攻守交代。点数は2−0。

【2回表、崎玉高校の攻撃】
ついにこの回5番に打席が回る。敬遠したらスタンドからヤジが飛んでくるかもしれない。
阿部「敬遠のヤジはオレへのヤジで、お前はオレに言われて投げてるだけだからな」
ヤジは気にするなと気を遣ってくれる阿部。
三橋「オ、オレ、の、ヤジだよ!オレ、平気だよ!」
三橋は敵に何言われても動じないんだよなー。こういうところはメンタルしぶとい。三橋がつらいのは味方に嫌われたりガッカリされることなんすよね。三星時代は相当辛かっただろうな。
三橋は『敬遠するのはオレに力がないからだ。勝負できる力があったら、敬遠なんてしない。勝負できないから逃げるんだ。見てる人は逃げたら怒る。でも逃げられるならオレ逃げる。だってチームのエースは打たれちゃいけないんだ!』
三橋に力がないからなんだろうか?うーん?
※以下にコミックス17巻以降のネタバレ書きます※
確かに千朶の宮森やほどの投球ができる投手だったら敬遠はしないのかな?いや、でも今回の敬遠は崎玉の精神的な支えである佐倉が勝負させてもらえないという状況を作ってベンチを腐らせるのも目的の一つだし、その精神攻撃で相手を崩して勢いでコールド勝ちするのが狙いだし、投手が宮森でも敬遠策は有効なんじゃなかろうか。千朶は強豪校という立場にいるので実際はそんな策を取ることは許されないだろうけれど。
いやでも三橋の体力的な面を気遣ってのコールド狙いだからやっぱり三橋に力がないから?いや、三橋は中学でずっと完投していただけあるし長距離走も速いし体力はある方じゃないか?でも桐青戦では終盤ボロボロだったな〜。強豪校を相手にすると気合もいるし三橋でもしんどいか。しかも西浦にはまともに投手できる人間が三橋しかいないから強豪相手だろうが弱小相手だろうが全部の試合三橋が投げるしかないし、そんな中で崎玉みたいな小粒なところではできるだけ体力温存しておきたいってことよね。
もし西浦に宮森みたいな投手がいても、投手が宮森一人きりだったらやっぱりこの先の強豪校との試合に備えて今回はコールド勝ち狙っただろうし、そしたらやっぱ佐倉とは勝負しないのが一番相手にダメージ与えられて効果的だ。
うん、やっぱり敬遠は三橋に力がないからじゃないです!!西浦に投手が一人しかいないからです!!
※ネタバレここまで※

4番ショート小山
1球目、まっすぐ。ピッチャーフライを三橋がキャッチしてアウト。一死。

5番キャッチャー佐倉
敬遠。
ベンチの歳のいった男性が「ああ!?ピッチャー!勝負しろ!逃げんなー!!きたねーぞー!!キャッチボールはよそでやれー!!」とヤジをとばす。
はああ?何が汚いわけ?敬遠は野球の試合上、立派な戦略のうちの1つだろ。なにもルール違反はしてねえしさ。"逃げんな"までは許すけど"きたねえぞ"にはムカっとしてしまいまいた私。大体まだ高校生の球児に対してヤジ飛ばすおっさんって大人げなくね!?三橋は気にしてなさそうだからいいんだけどさー…。
崎玉のベンチはここでようやく「マズくね!?」と動揺する。

6番センター上村
田島は一塁で佐倉に話しかける。お喋りする二人は審判に窘められる。
1球目、真ん中からシュート。打ち損じてショートゴロ。セカンドへ送球して一塁走者アウト。続いてファーストへ送球し打者アウト。ダブルプレー。三死で攻守交代。
ナイス連携!調子いいね〜西浦!

【2回裏、西浦高校の攻撃】
阿部はヤジられたことに対して「こちらの思惑通りだっつーの」と楽しげ。
阿部「この回も点入れて追い込みかけるぜ。どんどんヤジひどくなっけどそれで成功なんだからな」
ニヤリと笑う阿部隆也。
楽しそうだなこいつは〜!阿部はホント性格が悪いぜ。

<第18回前半終了>