おおきく振りかぶって 原作漫画感想 11巻 <第20回>
<第20回 / あらすじと感想>
桐青高校3年生の頃の夏大の悪夢を見てる呂佳。目を覚ますと目の前に手。思わず締め技をかます呂佳。それはうなされている呂佳を起こそうとした滝井監督の手だった。4回戦のスタメンは変更なし。滝井は以前倉田より宮田の方をかっていたが呂佳が推すので倉田を正捕手にしたらしい。しかし、夏大に入って倉田がすごく伸びた、呂佳は見る目があると褒める。呂佳は倉田に「監督は迷ってるみたいだったがオレが推したからお前が今日もスタメンだ」と嘘を吐く。お礼を言う倉田。呂佳は「お前の役割忘れんじゃねーぞ」と念押し。
呂佳、悪い人だ。スタメンになりたい選手の気持ちを利用して自分のおかげでスタメンだって恩を着せてる。
今日は夏大4回線(対港南戦)の日。しかし試合は12:30からなのでその前に5回戦の対戦相手の試合観戦。
三橋「ココ、開会式と、違う、ケド、イイノ、カナ…」
花井「大宮は大宮でも今日は市営だ。開会式やったトコは県営球場な。すぐ隣にあるぞ。今日勝ったら次は向こうでやれんだぜ。」
ニッと笑う花井。三橋は県営の方が花井は嬉しい理由があるんだと気付く。
三橋「お、大きいから?」
花井「え?両翼は県営のが広いけどセンターはここと変わんないんだぜ」
花井と三橋の会話を見守る泉と栄口は『あ、ズレた』と思う。
泉君!栄口君!!見守ってくれてるの!!優しい!!
三橋「開会式だから?」
花井「うん?開会式はあそこで毎年やるよ?」
三橋「……っっ」
花井と三橋の会話を見守る栄口は『う〜〜ん』と二人の会話がつながらないことにハラハラ。
がんばれ三橋!
花井「そいでな、県営でやる試合もヤグラのココの試合ってはじめから決まってるのな。んでお前群馬にいたから知らねーだろうけど、埼玉じゃ地方局が県営の試合をTV放送するわけ!」
三橋「!! テレビー?」
花井と三橋の会話を見守る泉と栄口はようやく話が繋がって一安心。
花井「うちの親なんかもー今日だけはどーしても勝てとか言ってよー。勘弁しろよなー。」
三橋「へえっへえっ」
なんか花井と三橋ちょっと仲良くなった?崎玉戦の影響?
ここで栄口がシニア時代のチームメイトに遭遇する。狭山高校(※美丞大狭山とは別の学校)の1年生らしい。どうやら西浦高校はちょっと有名になっている模様。
美丞大狭山は毎試合2〜3人で継投する。それはいい投手が集まらなかった上での苦肉の策だと阿部は解説する。美丞大狭山は2年前に監督が変わったが、その際に新監督が学生だという噂が広まって皆美丞大狭山に行くのを避けていたとか。去年の美丞大狭山の戦績をきいて田島はモモカンに「じゃあ監督の方がすごいっすね!一年目で4回戦だから!」と褒める。でもモモカンは「20歳そこそこで投手3人育てたのは大したもんだ」と美丞大狭山の監督を褒める。ここで田島がモモカンの年齢を訊ねる。23歳らしい。モモカンの年齢をきいて内心どよめく西浦ーぜ。
花井『7つ上?それってビミョーか?ってんなこと考える必要ないでしょっ』
何がビミョー?恋愛対象としてイケるかどうかってこと?花井ってモモカンのことかなり意識してる感じあるよなー。
美丞大狭山は秋まで捕手が定まってなかったらしい。捕手が決まってから力を発揮するようになったという。打撃では捕手の倉田もよく打ってる。要注意なのは4番の和田、そして捕手選漏れてライトになった宮田。阿部は三橋に観戦のポイントを伝えようかと考えるが、先日三橋に言われた"阿部君キャッチャーやめる?"がプチトラウマになったらしく、田島とおしゃべりしてリラックスしてる三橋の邪魔をしないことに決める。
プチトラウマになってるのウケるwそして田島の横でリラックスしてる三橋かわいい。ホント田島と仲良くなったよね。GW合宿の頃のガチガチがウソみたいだ。
今日の4回戦(対港南戦)は教頭先生が応援に来てくれている。花井母が団長の浜田を紹介する。教頭先生は留年した浜田のことを覚えている。立派にやっている浜田を見て目に涙が浮かぶ教頭先生。
はー…この教頭先生はいい人っぽいな。生徒思いだ。
狭山高校vs美丞大狭山高校は美丞大狭山の7回コールド勝ち。つまり西浦が今日勝てば明後日の5回戦は美丞大狭山との対戦となる。まもなく4回戦(対港南戦)が始まるのでチアガール2人に声掛けする浜田。意を決して上着を脱ぐチアガール2人。ドキドキしている浜田と梅原。
ふたりともウブで可愛いねw
4回戦(対港南戦)、試合開始。
美丞大狭山も西浦の試合を観戦している。滝井監督は田島がほしかったらしい。セーフティバントを成功させた田島の足の速さに驚く滝井。そして花井が打って、栄口が帰って1点目。攻撃面での要注意は田島だけだと考える滝井監督。攻撃の次は守備。呂佳曰くキモは捕手の阿部。クセ球のストレートが決め球なので終盤まで温存しておくことやコントロールが良くて100発100中であること、投手が全く首をふらないことを説明する呂佳。滝井監督はそれならば狙うのはカーブと考える。そして配給に投手が介在しないなら捕手だけ研究すればリードは読めるようになる。今日含めて三試合分のデータがあるので捕手を攻略するには充分。
うわ〜かなりデータ収集されてる。これは西浦高校、大ピンチだな。
4回戦(対港南戦)は西浦の勝利。柔軟をしている阿部と三橋。
三橋『今日も勝っ…』
阿部「今日も勝ったな」
三橋「う、おっ」
阿部が同じこと考えてて驚く三橋。
阿部「何?」
三橋は『今日勝てたのも阿部君のおかげ』と考える。
三橋「う、んと、さあ。阿部君、は、さ、西浦を、さ、や、や、や」
阿部「やめるわけねーだろてめーはこのあいだっから」
三橋が言わんとしていることを察してウメボシをくらわす阿部。
三橋「やめないなら、いいんだっ」
阿部「それはやめてほしーのか!?ほしくねーのか!?」
ここで花井が「あそんでねーで柔軟やれよ!」って声かけてるのがうけるw遊んでないよw
三橋「え!!?やめたら、オレ、もう、投げられなく…なるから」
阿部『……、ああ、そーゆーことか』
阿部「よくそー次々不安をめっけてくるね。3年間キャッチャーやる!やるっつったらやる!わかった!?」
三橋「うっ、うんっ!!」
何こいつらかわいいーっ!でもまた阿部がキャッチャーできなくなるフラグ立ってる…怖っ。
そして花井「柔軟やんねーんなら整備手伝え!」がウケるw今君たちのバッテリーはとっても大事なお話の最中なので許して。
<第20回終了>